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第三者評価の結果

清心保育園について、外部の評価機関が公表した結果の引用です。

評価した機関
(株)評価基準研究所
評価結果の確定
2025年度

評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。

特に評価の高い点

和太鼓活動が子どもの文化として定着・継承され、子どもたちの主体性・協働性・達成感を育む核として機能している

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・本園の太鼓活動は、単なる行事演目ではなく、園に長く根づいた「子どもの文化」として定着・継承されている。子どもたちは年齢ごとに応じて自然に太鼓に関心を寄せ、年長児の姿を見て憧れを抱き、自ら「やりたい」気持ちが芽生える。大人の誘導ではなく、日常の中で太鼓が身近に存在し、子ども同士の模倣や憧れを通して文化が伝承されている。練習が「大変なもの」ではなく、子どもたちが誇りを持って取り組む活動となっている。保育者と子どもが自ら喜びと誇りをもって取り組み、その中で活動の価値を再認識し、技術だけでなく心の動きや仲間との関係性とともに継承していることも素晴らしい。太鼓は園の象徴的な文化であり、子どもたちの主体性・協働性・達成感を育む核として機能している。

協働の中で高め合い力を伸ばしていく保育者と子どもたちの活気ある同調が、園全体のいきいきとした空気感を創り出している

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・朝の会でのさまざまな教材をつかった学びの機会、きわめて高いレベルの太鼓演奏。本園の大きな特長であるこれらの取り組みは、その多くが保育者の協働的な技術伝承に支えられている。本園の保育者は、園に伝わってきた基本的なマニュアルや専門家のアドバイスを活かしつつ(教え教えられる関係の中で)相互研鑽を重ね指導技術を高めてきたのだ。一方で子どもたちはといえば、低年齢児クラスの時期から着実に経験を重ね、太鼓活動では年長児の姿を見て憧れとともにやる気を高め、生活の中に良いモデルがあることで身につけた基礎力を土台にして自らの力をぐーんと伸ばしていく。協働の中で高め合い力を最大限に発揮する子どもたちと保育者。両者の姿が気持ちよく共鳴して走っているところが、本園の活気の源であり、そのまま良いところだろう。健やかに調和し相互を尊重しながら、安定した心で協働する。まさに法人が掲げる経営理念「和敬清寂」のあらわれである。

人間形成の基本として食を大切にし、食育活動、食材の選択、良質な食の提供を行い、総合的な食育を展開している

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・本園は人間形成の基本として食を非常に大切にし、総合的な食育を展開している。まず特筆すべきなのは食材選択。国産の良質な食材というだけでなく添加物の有無や製造方法の正しさなど丁寧にチェックし、素材から調味料、油に至るまで、徹底して良質な食材を採用、薄味・和食を基本とした豊かな献立に展開している。毎日食べ続けることで子どもたちは自然に良質な食への感性、基本的な感覚を身に着ける。これは将来にわたって食を育む力の土台になる貴重な経験だろう。また保護者に対しては食材やメニューの紹介、参観日での実際の試食と栄養士からの説明を通して食への意識啓発も行っており、家庭での食生活の向上にも大きく貢献している。保育の中の活動としても、ジャガイモやサツマイモの栽培をカレーづくりや干し芋づくりに発展させたり、梅シロップ、みそ、ジャムづくりをしたりと多彩な食育活動を展開、農産物の豊かな地域性も生かしながら、食の楽しみ、食への意識を広げている。総合的に展開する豊かな食と食育活動が、子どもたちの健やかな体と心を育んでいる。 -

改善を求められる点

現在の恵まれた環境を土台に、さまざまな活動につながる空間的環境を工夫していきたい

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・広々と余裕をもってつくられた本園の園舎には、大きなポテンシャルがある。そのひとつが2間(180cm)幅の廊下。通行動線を差し引いても十分な広さがある長い直線スペースをリニアな広がりのある遊びや距離が必要な遊びに活用できれば面白い。豊富な蔵書がある本棚のスペースも、図書室的な立ち位置を持たせればもっと楽しい集いの場所になるかもしれない。またエントランスの素敵なロビーサークル的なスペースには、季節の行事にまつわる飾り付けが工夫されているが、親子の図書スペースや継続的な遊び場、協働創作のアトリエなど、それこそ無限の可能性がありそうだ。何か楽しそうなもの、子ども・親子・保育者がみんなで楽しみながら取り組めそうな活動、まずそうした活動を想起しながら空間的な環境づくりを工夫していく。時間を上手につかい目的をもって的確に行動できる本園の子どもたちなら、はじめて出現した空間もきっと上手に使っていけるに違いない。さまざまな活動につながる空間的環境をさらに工夫していきたい。

一人ひとりの遊びから、協働的な遊びと学びの時間の環境づくりを工夫してほしい

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・太鼓活動からもわかるように、共通の成功イメージや共感を持って活動することに慣れている子どもたち。すでに遊びを自分たちで展開できる力を持ち合わせている。STEAM的な探索活動は日常の中に存在している上、園庭には、氷・水・光、多彩な自然環境があり、子どもが興味を持つ現象が豊富にある。そこでここからの課題をあげるとすれば、「それらの活動を深める時間」、と「環境の仕掛け」だろう。たとえば午後の時間を活用し、余裕を持って協働的な探求・学びの自由な時間に充てるなど、柔軟な時間設定もしてみたい。協働活動を意図的に組み込むことで、主体性と社会性の両方を伸ばすことが期待できる。子どもの「これは何?」の声、保育者の「やってみる?」の声。そして小さな気づきを持ちより、一人ひとりの遊びから、複数人、グループ、クラス間交流、異年齢児交流につなげていければ面白い。より一層、協働的な遊びと学びの時間の環境づくりに期待する。

子どもの活動を園内に残し、さらに活動意欲が広がる環境を整えていきたい

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・日課や課題を示す教材が年齢に関係なくどのクラスにも掲示され、一貫した教育的な環境構成となっている。日々習得した知識は積み重ねられ、子どもの自信につながり、進級しても馴染みやすく安心感を与えている。一方で子どもの表現活動やその記録を残した写真などを垣間見る機会は少ない。絵画や製作物、子どもが気に入っている玩具で作った作品、廃材を活用したものなど、子どもの個性が表れるものが少ないことに少し物足りなさを感じる。表現活動は子どもの興味や意外な一面を引き出すきっかけにもなれば、友達との違い、そして自分自身を知る機会にもなる。そして遊びや製作過程などの振り返りを通して、次への意欲が生まれてくる。今まで何もなかったところに花を置く、子どもの作品や活動の痕跡を生活の場に置いてみる。少しの工夫とその積み重ねはきっと子どもの気づきと会話を生み出し、子どもの新たな活動意欲の広がりにつながっていくだろう。今後の遊びの多様性と深まりに向けた「アトリエ」を設けることも園では検討しているそうであり、今後の継続的な制作物の展示が継続できるようなスペースづくりなどにも期待したい。

出典・原文を確認する

引用: (株)評価基準研究所 による第三者評価の結果より。出典: 茨城県の公表資料 ↗。

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