- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2026/02/05
- 受審回数
- 3回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
阿久和保育園の概要
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●阿久和保育園(以下、当園という。)は、社会福祉法人山王平成会(以下、法人という。)の運営です。法人は、秋田県を本拠地とし、秋田市に2園、横浜市に3園と小規模保育事業A型保育園1園の、計6園の認可保育所を展開しています。法人本部には秋田統括と横浜統括を置き、それぞれに事務長を配置して運営体制を整えています。法人の保育方針は、四季折々の自然に触れる機会を大切にし、開放感を味わえるよう水・砂・泥等に十分に触れて楽しむ場を大切にした保育を行っています。自然に親しみながら、子どもたちが伸び伸びと遊び、楽しく過ごせる温かい雰囲気の保育園づくりを目指しています。 ●当園は、相鉄線三ツ境駅から神奈川中央バス宮沢行き「向原」または戸塚行き「谷戸阿久和」で下車し、徒歩5分程度の閑静な住宅街に位置しています。園舎と隣接して阿久和向原公園があり、少し足を伸ばすと広々とした阿久和向原第二公園や阿久和小金第二公園等もあり、四季を通して豊かな自然に触れられる恵まれた環境です。園舎は鉄骨造・陸屋根2階建てで、広い園庭や遊戯室(ホール)を備えています。また、地域の子育て支援にも積極的に取組んでおり、育児相談、園庭開放、園舎開放、交流保育、一時保育等を実施しています。親子体操、あかちゃん広場、地域リズム等のイベントも開催しており、その参加状況は「地域交流のお部屋」にて随時発信しています。 ●当園の定員は80名で、0歳~5歳児までの保育を行っています。現在は84名の園児が在園しています。園舎内は木材を多く使用した温もりのある造りで、開放感のある空間となっています。保育室は年齢に応じて分かれており、1階は0歳児・1歳児クラス、2階には2歳児~5歳児クラスの他、一時預かり保育室や子育て支援スペースを設けています。保育理念・方針の下、職員が一丸となって一人ひとりの子どもに寄り添い、その時々の気持ちを受け止め、共感しながら成長と発達を支援しています。子どもたちが「楽しかった!」「また、明日も保育園に行きたい!」と思えるような保育を実践し、職員も子どもたちも笑顔が溢れる保育園です。 1.
自然の中で育ち合う保育
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当園の保育の特徴の1つに「解放感を味わえるよう水・砂・泥等に十分に触れ、楽しむ場を大切にした保育」が挙げられます。子どもたちは、夏場の水遊び・泥んこ遊びはもとより、日常的に砂遊びや花壇・畑の土いじりを楽しんでいます。手からの刺激を通して五感をフル活動しながら、気持ちの赴くままに楽しむ姿は、子どもの生きる力につながっています。また、当園周辺には自然豊かな公園が点在し、子どもの年齢・発達に合わせて散歩に出かけています。園舎に隣接した公園もあり、自然を身近に感じられます。広い園庭の周りにも桜・銀杏・柿の木等が大きく育ち、黄色い銀杏の葉が地面を覆い、たわわに実った赤い柿の実とのコントラストが鮮やかです。調査日にも散歩や園庭での戸外遊びを楽しむ姿が見られました。保育士と砂遊びを楽しむ様子や、1歳児が築山をよじ登り、満面の笑顔で滑り降りる姿にたくましさが感じられます。子どもたちは恵まれた自然の中で、四季折々の自然を体や心で感じ、伸び伸びと遊び、楽しく過ごしています。 2.
子どもを尊重した保育
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保育理念「子どもの最善の利益を第一に」の下、全職員で子どもを尊重した保育を展開しています。日々の保育の中で、子どもの思いに寄り添った保育実践を心がけ、子どもが主体的に活動できていたのかを保育日誌等で振り返っています。子どもたちが自主的、自発的に遊べるよう、年齢や発達に合わせて環境を整え、玩具・絵本・教材等は子どもが選んで遊べるように配置され、自由に好きな遊びを楽しめるよう配慮しています。子ども一人ひとりの発達を記録・確認しながら成長を感じ、見守りながら子どもの主体性を伸ばすよう全職員で情報を共有し、保育に生かしています。また、不適切保育について職員アンケートを取り、子どもを尊重した保育ができていたのかを振り返り、求められる保育について討議し、より良い保育につなげています。今回の利用者(保護者)アンケートでも「愛情を持って対応、接してくれている」、「子どもの気持ちに寄り添っている」、「子どもに適した保育」、「のびのびと保育」、「信頼できる園」等々の意見が多く寄せられ、一人ひとりの子どもに応じた丁寧な保育の実施が窺えます。 3.
地域子育て支援の推進
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当園では、保育園の専門性を生かした様々な子育て支援事業(園庭開放、施設開放、交流保育、育児講座、子育て相談、一時保育等)を実施しています。園舎内には一時預かり保育室・地域子育て支援スペースが設置され、遊具も十分に整えられています。年間計画に沿い、地域親子の居場所として各事業を開催し、経験豊かな専任保育士が対応しています。外部講師による親子体操、園行事への参加も人気があり、毎回、地域の親子が楽しく参加しています。また、0歳児~1歳半までの「あかちゃんひろば」では、保育園で提供している離乳食を試食してもらいながら、栄養士による栄養相談、看護師による健康相談が保護者に好評を得ています。瀬谷区の保健師や歯科衛生士とも連携しており、子育て中の保護者の悩みや困り感の解消に取組んでいます。園内研修の中で、こども家庭庁策定「はじめの100か月の育ちビジョン」を職員間で学び合い、より良い支援に向けた取組につなげています。当園の子育て支援の様子は、ホームページ「地域交流のお部屋」で公開されています。 4.
地域共生社会の実現に向けた保育園の取組
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当園は、社会福祉法人の理念を踏まえ、すべての人がいきいきと生活できる社会の実現に向けて、地域共生社会への取組みを積極的に推進しています。保育園が主体的に行っている活動は地域の子育て支援であり、継続して取組んできたことで地域に定着しています。今後は、妊娠期の母親への支援も視野に入れ、区の保健師との連携体制を構築していきます。また、地域子育て支援拠点事業についても情報収集を進め、実現可能性を検討していきます。地域との連携も充実しており、地域の事業主の畑をお借りして行う野菜の栽培や収穫体験は、子どもたちにとって有意義な活動となっています。今後はこのつながりをさらに広げ、高齢者施設の方々との交流も計画しています。多方面の事業所の協力を得て実施している交通安全教室やごみの分別学習等も、子どもたちが楽しみながら学べる場となっています。また、社会構造の変化や地域の暮らしの状況を踏まえ、制度や分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民の一員として地域を盛り上げる存在でありたいと考えています。さらに、障害者雇用に向けて、職員の理解を深めるために障害の特性や仕事の切り出し方、良好な関係性の構築について学び、既に取組んでいる施設から情報を得る等して準備を進めています。互いにとって良い環境を整え、受入れを実施していく予定であり、期待されます。 5.
人材確保・育成への取組
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当園の事業経営上の課題として「人材確保と育成」が挙げられています。この課題は、当園に限らず、保育園運営上に共通するものと思われます。法人の働き方改革では、休暇取得の推奨、定時退勤、休憩時間の保障に取組むと共に、職員アンケートを実施し、職員の意見や思いをピックアップし、業務の効率化・改善への取組を計画・実施しています。人材育成では、法人で定めたキャリアパスを基に、職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っています。法人作成のジョブマトリックスに各階層別に「職務内容」、「職務に応じた知識・技術能力」、「該当する研修」、「必要な資格」が明記され、法人がキャリアアップ研修をバックアップし、職員一人ひとりのスキルアップが図られています。また、法人横浜4園で合同研修を実施し、相互的に研鑽を図っています。職員ヒアリングでも「働きやすい」、「職員間の関係が良い」等の発言があり、働きやすい職場環境と推察されます。さらに、職員の定着に向けて、長く働きたいと思える環境作りへの取組に期待いたします。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
全45項目よい水準(a) 43/45項目
福祉サービスの基本方針と組織よい水準(a) 9/9項目
組織の運営管理よい水準(a) 17/18項目
適切な福祉サービスの実施よい水準(a) 17/18項目
「よい水準」でなかった項目(2件)をひらく項目をとじる
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。