- 評価した機関
- 株式会社ミライ・シア
- 評価結果の確定
- 2026/03/16
- 受審回数
- 3回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
評価機関の記述 1
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理念を基盤としたインクルーシブ保育を実践しています 開園以来大切にしてきた「民族・国籍・宗教・文化・しょうがい・発達など、さまざまな違いを認め合い助け合う笑顔のコミュニティ」という理念が、日々の保育の中に自然に活かされている点は、本園の特長といえます。園見学の際にもこの理念について必ず説明し、理解を得たうえで入園へとつなげています。保育の場面では、障がいのある、なしで捉えるのではなく、そのこどもにとって、援助が必要な場面か、見守る場面かを日々の関わりの中で観察し、職員間で話し合いながら必要な支援を考えています。その観察を通してこどもの興味や関心を見つけ、主体的に活動に取り組めるよう環境を工夫し整えています。こうしたインクルーシブな保育の考え方を保護者とも共有する取り組みとして、「インクルーシブ通信」を職員が作成し発行しています。職員の子育て経験から、園生活で大切にしている視点や、こどもが安心して過ごすための、具体的な準備や関わり方などをA4判にまとめ、保護者が自由に手に取れるようにし、玄関にも掲示しています。子育てに関する相談先の案内や個別相談の機会も設けるなど、理念が具体的な保護者支援へと広がっていることがうかがえます。
評価機関の記述 2
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世界に目を向けた社会貢献活動を実践しています 法人の海外研修の取り組みを通して、園長が発展途上国を訪問し、現地のこどもたちの生活や教育環境を視察しています。帰国後は、その体験を写真やエピソードを交えてこどもたちに伝え、世界にはさまざまな暮らしがあることや、支え合うことの大切さについて考える機会を設けています。また、NPO法人として、園で不要となった毛布や栄養食品等を寄付するなど、継続的な交流支援にも取り組んでいます。単なる物資支援にとどまらず、国際的な視野をもった人材育成という理念のもと、職員自身の学びを園の保育や社会貢献活動へと還元している点は高く評価できます。理念に掲げる「さまざまな違いを認め合い助け合うコミュニティ」を、園内だけでなく社会へと広げて実践している姿勢がうかがえます。
評価機関の記述 3
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保護者の視点を踏まえた安全対策を再確認し、安心感を高める取り組みに期待します 利用者調査において「安全対策は十分とられているか」の項目の満足度が他項目と比べてやや低く、出入口管理や防犯面に関する意見が複数寄せられました。本園は河川敷に隣接した開放的な立地にあり、外部からの出入りが見えやすい環境であることも、保護者の不安につながっていると考えられます。近年は社会状況の変化により、保護者の安全意識が全体として高まっており、保育所全体に共通する課題ともいえます。園では各種マニュアルの整備や防犯カメラの設置、インターホンによる確認などの対策を講じていますが、それらが安心感として十分に伝わっているかをあらためて確認していくことが求められます。今後は、園内からの安全確認にとどまらず、送迎時間帯の動線や出入口の状況について、職員が保護者と同じ動きで実際に確認するなど、外部の視点を取り入れた再点検も有効と考えられます。また、安全計画に基づく見直しや情報共有を継続的に積み重ねていくことで、保護者の安心感のさらなる向上が期待されます。
評価機関の記述 4
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園の理念等の実現のための単年度計画と中・長期計画を相互に反映させることを期待します 日常的におこなっている園運営や保育業務の数も量も多く、将来のことより目の前の問題に目を向けがちになってしまっている状況で、園長は課題として捉えています。そのため、理念の実現に向けて中・長期の計画を立て、単年度計画に反映させていくいわゆるPDCAサイクルの実践が求められるところです。ポイントとなる実施項目が決まっていないと、保育内容が安定せず、また、職員ごとに異なる行動をとる等の一貫性や整合性に欠けてしまうことが想定されます。園のさらなる発展、そして、事業自体の継続に向けて職員や利用者の言葉にも耳を傾け、中・長期計画を策定することが望まれます。そして、それを反映した単年度計画の策定へとつなげることを期待します。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(38件)をひらく項目をとじる
b・標準的理念・方針を職員や保護者に伝えている
原文: 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。(Ⅰ-1-(1)-①)
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的公正・透明に運営している
原文: 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。(Ⅱ-3-(1)-②)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的感染症に備えている
原文: 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(5)-②)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b・標準的指導計画を定期的に見直している
原文: 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。(Ⅲ-2-(2)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社ミライ・シア による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。