- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2026/02/24
- 受審回数
- 3回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
ことぶき保育園の概要
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●ことぶき保育園(以下「当園」という。)は、公益財団法人神奈川県労働福祉協会(以下「法人」という。)が運営する認可保育園です。法人の保育事業本部(以下「本部」という。)は、当園を含む3つの認可保育園を統括しており、当園から徒歩3分の神奈川県立かながわ労働プラザ(エルプラザ)内に位置する、利便性の高い環境にあります。当園は、「地域の勤労家庭支援」及び「働く保護者の子育て支援」を目的として、公益法人である神奈川県労働福祉協会により1965年に当地に設置・設立されました。2025年には設立60周年を迎える、長い歴史を持つ保育園です。園舎は、1964年に横浜市(寿地区)の「生活館」として建設された建物の1階部分を保育園として活用しており、現在までその場所で保育を行っています。 ●当園は、横浜を代表する観光・生活エリアの玄関口であるJR根岸線「石川町駅」から徒歩6分の場所に位置し、交通利便性の高い立地にあります。周辺には、歴史と国際色を感じられる街並みが広がり、住宅地と商業地が混在する落ち着いた環境が形成されているため、子育て世帯や通勤・通学利用者にとっても利用しやすい地域です。また、学校や公共施設、文化施設が多く、日常的に学びや文化に触れられる環境が整っています。さらに、都市部でありながら徒歩圏内に複数の公園が点在しており、緑の豊かさや開放感を感じられることから、日々の保育活動や親子の外出先としても活用しやすい地域です。当園が所在する地域は人口の流動性が比較的高い一方で、区全体として子どもの人口割合は他区と比べて多くはありません。しかし、職住近接を希望する家庭や就労世帯を中心に認可保育園へのニーズは一定程度維持されています。加えて、外国籍住民や多様な文化的背景を持つ住民も多く居住しており、地域全体として多様性のある人口構成が特徴であり、その傾向は入園児の家庭背景にも反映されています。 ●当園は、「地域の勤労家庭支援・保育所としての基本」を理念とし、開園当初から「地域の勤労家庭支援」と「働く保護者の子育て支援」を目的に設立されました。単なる保育園に留まらず、地域の子育て支援の拠点としての役割を担い、多文化・多様性への配慮や地域支援を取り入れながら、社会の変化に応じた柔軟な保育を実践してきました。また、立地環境の特性を生かし、外国籍家庭や国際的な背景を持つ子どもにも配慮した保育を行っています。言語面でのサポートや文化的背景に応じた対応を行い、子ども一人ひとりの個性と多様性を尊重する保育を大切にしています。 1.
地域に根差し、多様性を支える保育の実践
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当園は、創設以来変わらず「地域の勤労家庭支援・保育所としての基本」を理念とし、「地域の勤労家庭支援」と「働く保護者の子育て支援」を目的とした設立時の志を現在まで脈々と受け継いでいます。多様な背景を持つ子どもや外国籍の子ども、障害のある子どもの受入れにも積極的に取組み、保護者の生活と子どもの成長を総合的に支援しています。当園は、単なる「保育園」に留まらず、「地域の子育て支援の拠点」としての役割を担い、地域に根ざした保育園を実践してきました。職員も一人ひとりに寄り添った柔軟な支援に努め、保護者との信頼関係を大切に育んでいます。 2.
ICT活用による保育の質向上と保護者支援の充実
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当園では、ICT(以下「コドモン」という。)を導入し、保護者の利便性向上と職員の業務軽減に取組んでいます。保護者との正確なコミュニケーションが必要な場合には、保護者自身が翻訳機能等を活用し、内容の理解に努めています。また、「てぶら登園」の導入により、持ち物管理の負担軽減や忘れ物防止に効果を上げています。例えば、ミルクは保護者が指定したブランドを園で用意し、哺乳瓶やエプロン等も園側で準備しています。さらに、集金業務にはキャッシュレス決済を取入れ、従来の煩雑な会計処理をシステム化することで、よりスムーズな運用が可能となりました。これらの取組により、職員は保育本来の業務に集中できるようになり、結果として保護者との信頼関係の向上にもつながっています。 3.
プログラミング的思考から文化体験まで広がる学びの場
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当園では、ICTやプログラミング的思考を取り入れた活動を行っています。タブレットを活用した簡単なプログラミングアプリや、絵・音・文字を使った表現活動を通して、順序立てて考える力、試行錯誤する力、そして表現する力を育んでいます。また、ダンスを音楽に合わせて身体を動かす活動として取り入れ、基礎体力や運動能力、リズム感、表現力、コミュニケーション能力の向上につなげています。さらに、地域ボランティアによる近隣園とのサッカー教室や駅伝大会を実施し、体力向上だけでなく、他園児との交流の機会も設けています。文化的な活動としては、毎年6月に劇団による人形劇を上演しており、子どもたちが感性を育み、文化に触れる貴重な体験の場となっています。 4.
計画的な園運営と継続的な質向上への取組みについて
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中期事業計画及び単年度事業計画は、法人全体で年度ごとに策定され、定期的な振り返りを行いながら運用されています。これらの計画は法人としての方向性や重点事項を示すものであり、当園に関する内容も明記されています。当園では、法人の計画を踏まえ、園として必要な事業の整理や現在の課題の把握、今後の目標設定を行い、文書化することで、園内の取組が法人方針と一貫性を持って進められる体制づくりが期待されます。また、計画を職員全員で共有することで意識の統一が図られ、各職員が目標を持って業務に取組むことにもつながります。さらに、計画の定期的な振り返りと改善を重ねることで、園全体の質向上に向けた取組みを継続できる体制が整うことも期待されています。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(29件)をひらく項目をとじる
b・標準的理念・方針を職員や保護者に伝えている
原文: 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。(Ⅰ-1-(1)-①)
c・改善に期待数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的園長の役割と責任がはっきりしている
原文: 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。(Ⅱ-1-(1)-①)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的公正・透明に運営している
原文: 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。(Ⅱ-3-(1)-②)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
c・改善に期待転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b・標準的指導計画を定期的に見直している
原文: 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。(Ⅲ-2-(2)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。