- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2026/01/16
- 受審回数
- 4回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特によいと思う点
千丸台保育園の概要
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●千丸台保育園(以下、当園という。)は、社会福祉法人長幼会(以下、法人という。)の運営です。法人は、子どもの最善の幸福を目的に横浜市に3園、川崎市に1園の認可保育所を運営しています。さらに、横浜市内では放課後児童健全育成事業として「放課後キッズクラブ」も展開しており、地域の子育て支援と児童福祉の向上に貢献しています。 ●当園は、相鉄線「西谷駅」からバスで10分程の「千丸台団地」下車、徒歩3分の千丸台団地の入口付近に位置しています。地域的に緑区・旭区と隣接していることから、近隣には丘や公園が点在し、自然環境に恵まれています。当園は、横浜市より移管されてから20年が経ち、園舎は増築・修繕が成され、平屋建てのオレンジ色の外装が印象的です。園舎の南側には見晴らしの良い広い園庭があり、砂場や鉄棒の他、多くの固定遊具が設置され、子どもたちがのびのび遊べる環境です。また、増設された2階建てのプレイルームでの一時保育や育児相談・育児講座・交流保育等、地域の子育て支援の拠点として地域に根差した取組を行っています。 ●当園の定員は100名、0歳~5歳児までの保育を実施し、現在104名の園児が在園しています。園舎内は明るく開放的で、各年齢に応じたクラス配置が成されています。また、広いホール(遊戯室)が設置され、日々の活動や発表の場として活用しています。恵まれた環境の中で、子どもたちは自然に触れ、菜園活動や季節行事、体操教室やリズム遊び、地域交流等、様々な体験を楽しんでいます。職員は保育理念・方針の下、子ども一人ひとりの成長を支援し、心身共にたくましい子どもの育成を目指しています。また、当園は歴史ある保育園で、地域住民からも温かく受け入れられています。 1.
恵まれた環境からの子どもの育ち
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当園の特徴の1つに、豊かな自然環境と整った保育環境が挙げられます。園周辺には、緑豊かな公園が点在し、戸外活動で四季折々の自然をたくさん感じられます。園庭も広々としていて、魅力的な固定遊具が整備されています。室内にはホールがあり、天候に関わらず体育遊びやリズム運動が楽しめています。当園では、自然に親しみ丈夫な身体作りを目指して取組むと共に、安全保育に力を入れています。園庭にはサンシェードが設置され、夏場でも園庭遊びが楽しめています。また、子どもの目線に合わせて至る所に危険防止策が施され、園庭の手洗い場もウレタンコーティングが成されています。夏場の蚊除け対策に屋外専用蚊取り装置「モスキートマグネット」が導入され、広範囲に効果があり、殺虫剤を使用しないため、人体に無害で環境にも優しい取組です。坂道が多いため、子どもたちが乗るバギーは、電動アシスト避難車を使用し、スムーズな散歩・避難ができています。これらの取組は、保育方針「安心・安全な保育」につながっています。今回の利用者(保護者)アンケートにも「散歩コースが多い」「体力がついた」「遊具等、設備がしっかりしている」等々の声が寄せられ、満足回答率83%(概ね満足を入れると100%)と、高い評価を得ています。 2.
子どもの人権を尊重した保育
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保育理念の下、子どもの最善の利益を第一義として全体的な計画が作成され、各年齢の指導計画や行事計画で具体化し、日々の保育で実践しています。全職員は、業務マニュアルや接遇マニュアルの行動規範に則り、子ども・保護者に対応しています。当園では、複数の保育者が日常的に子ども一人ひとりを見守り、その発達を受け止めながら気持ちを尊重できる体制を整えています。午睡の起床観察では、寝起きで不機嫌な子どもの要求に保育士はすぐに応え、子どもを背負う姿が見られました。その際、子どもは安心して笑顔を見せ、保育者がその時々の気持ちを受け止め、共感しながら心地良く過ごせるようにしている様子がうかがえました。また、全職員はこども青少年局作成の動画「よりよい保育のために」を視聴し、子どもの最善の利益を守り、適切な保育を行うために自己研鑽を続けています。さらに、園内研修を通じて、子どもへの言動や対応、援助の方法等について学び合い、共通認識を深めています。今回の利用者(保護者)アンケートでも、「子どもとの関わり方が素晴らしい」「子どもを可愛がってくれる」「子どもの成長に合わせた保育」「一人ひとりに寄り添った保育」「安心して預けられる」等、多くの意見をいただき、当園の保育に対して高い評価を得ています。 3.
地域支援・食育活動
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当園は、認可保育所として開園されて約60年(民営化から20年)の歴史ある保育園で、地域との関わりを大切に維持・継承しています。地域の方々の援助(応援隊)を受け、近隣の畑(ダッシュ畑)で菜園活動を展開し、季節に応じた野菜作りを行っています。子どもたちは土に触れ、種まきや水やりを通して成長を感じ、収穫した野菜を調理して食すという実体験を積み重ねています。年長児は、自分たちで育てた野菜(人参・じゃが芋・玉葱)でカレーを作り、美味しく味わう経験をしています。調査日には、子どもたちが収穫したさつま芋が数多く干され、落ち葉や木の枝も沢山集められ、翌週の焼き芋行事に備えていました。さらに、当園では「子育て支援計画」を策定し、育児相談、園庭開放、一時保育等を通じて、保護者と共に子育てを考え、取組んでいます。交流保育や育児講座、世代間交流も計画・実施し、地域で子育てを支える環境づくりを進めています。また、当園は商店会に加入し、地域の指導者交流会や商店会主催のイベント、保土ケ谷地区子育てネットワーク事業等を通して情報交換を行い、親睦を深めています。地域の方々と「顔の見える関係」を築き、子どもたちの健やかな成長を支える基盤を整えています。 4.
課題への取組
評価機関の記述 1
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法人の中・長期ビジョンに、①経営組織の強化と促進、②法令遵守の徹底、③財務基盤の安定化、④質の高い園・地域と保護者から信頼される園を挙げています。当園でも「選ばれる園」・「質の高い園」を視点に置き、自園の現状や園を取り巻く環境の分析を行い、園運営に生かすよう具体的な取組を進めています。中でも保育は「人材」と「チームワーク」が重要であると考え、職員研修・情報共有に力を入れ、毎月の全体職員会議の他、各種会議(乳児・幼児・主任・リーダー・フリー・給食)や毎日のミーティングで情報共有を図っています。当園の常勤職員の平均在職年数は9年という現状ですが、事業経営上の課題に「人材確保・育成」が挙げられています。当園の魅力をアピールしていくと共に、働きやすい職場づくり、やりがいを感じられる保育・学べる場となるよう計画・実施の予定です。地域・保護者・職員からも選ばれる保育園になれるよう、今後の取組に期待します。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
全45項目よい水準(a) 39/45項目
福祉サービスの基本方針と組織よい水準(a) 6/9項目
組織の運営管理よい水準(a) 16/18項目
適切な福祉サービスの実施よい水準(a) 17/18項目
「よい水準」でなかった項目(6件)をひらく項目をとじる
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。