- 評価した機関
- 一般社団法人 日本保育者未来通信
- 評価結果の確定
- 2023/11/15
- 受審回数
- 2回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特によいと思う点
「自分で考え、自分で遊べ、子どもたち」の理念を追求し、日々、子どもを取り巻く様々な環境の整備が進められています。
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園では、「自分で考え、自分で遊べ、子どもたち」の理念にもとづき、園庭環境や室内環境の整備、それに伴う職員間の振り返りや共有、また保護者との連携が図られています。 園庭には、「空飛ぶ船」と呼ばれる、ロープを伝いよじ登ったり、縄ばしごで降りたりする遊具や、山の上から急斜面を猛スピードで下りるチューブすべり台、「スモーランド・おとぎの家」と呼ばれる、地上3階の立体遊具があります。地上3階の立体遊具には階段がなく、子ども自ら登り方を見つけて上って行くなど、遊びの中で子どもが、自らの力を知ることを大切にし、その機会を保障するため、保育者は見守ることを基本としています。 見守る体制の実施のために、クラス打ち合わせや全体打ち合わせを通して、クラスの垣根を超え、全職員で一人ひとりの子どもの発達の共有を図っています。そのため、子どももクラスの垣根を超え、それぞれ好きな遊びを選択し、遊べる環境となっています。また、年7回実施されるクラス懇談会にて、理念にもとづいた保育内容や子どもの成長等を保護者と共有するなど、物的環境だけでなく、職員間の連携や保護者との共有など、人的環境も整えています。 夏には、大型プールの他にじゃぶじゃぶ池を作り、カヌーに乗ったり、ポンプで水のかけ合いをしたりと、ダイナミックな水遊びが展開されます。このように、季節や子どもの発達に合わせて園庭環境を整えていますが、その際に、父親の協力を得て園庭づくりを行うなど、保護者も巻き込んだ環境整備に取り組んでいます。また園庭では、子どもたちが自転車をはじめ、ゴーカートやストライダーなど、月齢に応じた乗り物で自由に遊んでいますが、園庭を回る方向は一方通行になっているなど、子どもが自発的に選択し、遊ぶ中で、他の遊具の使い方も含め、保育者は安全面での配慮事項を共有しています。また、職員の目が行き届くよう配置され、必要に応じて入れ替わるなど、園全体で連携を取り、遊びを見守る体制が整えられています。 その他に、鋸やトンカチを使って木材に釘を打ち込むことができる木工コーナーや、こま回しのコーナー、室内で行っていた遊びを園庭でも継続できる積み木や絵本コーナーなども整えられています。また、ヤギやうさぎなどの動物の世話や飼育をしたり、裏山でかぼちゃ、ミニトマト、メロン、大根等、季節ごとの野菜や果物を育てたりしています。 室内は遊び毎にコーナーで分かれており、コーナーには、各年齢に応じた玩具等が十分に整えられています。一例として、おままごとコーナーでは、2歳児の保育室に置かれているフェルトや木製の玩具は、3歳以上児の保育室に置かれているものよりもやや大きめのサイズで、四角や丸など形がはっきりしており、見立て遊びがしやすいようになっています。3歳以上児のおままごとコーナーには、炊飯器や電話機などが置かれ、経験したことを遊びの中で再現できる環境が整っています。また、お玉やしゃもじ、ポットや小さいフライパン、本物の食器等と共に、チェーリングやフェルト、布紐等の見立て素材が用意され、子どもたちが想像を膨らませながら遊ぶことができる環境が整えられています。 室内に置かれている玩具は、「子どものどのような力を引き出すのか」「遊びがどのように広がるのか」という視点を持って選ばれています。また、製作等の際は、和紙の質や、絵具のメーカーを選ぶなど、子どもの作品が引き立つよう、素材にもこだわっています。室内環境は、季節や保育活動の内容に応じて設定しています。一例として、海に関する保育活動を行う際に、いろいろな種類の貝殻や、海の生き物の写真が飾られたコーナーを設定するなど、指導計画により導入の時点から環境を整えています。 コーナーの横には、虫眼鏡が準備され、子どもは虫眼鏡を使って貝殻を観察するなど、好奇心を掻き立てる工夫もされています。また、季節に応じた絵本が置かれたコーナーを設置し、いつでも手に取りやすい環境となっています。その他に、お絵描きコーナー、線路積木コーナー、絵本コーナー、鉄製のロッカーの側面を利用したマグネット遊びのコーナー、また製作コーナーやカードゲーム、手作りオセロ、パチンコなどルールを伴う遊びも整えられています。 製作コーナーには、空き箱やラップの芯、牛乳パックや果物の包装ネットなど身近な廃材が集められていて、はさみやテープ、ボンドやのりなどを自由に使って遊べる環境となっています。近くには、ゴミ箱が設置され、燃えるゴミ、プラスチックゴミなど分別できるようになっています。 「ゲミノ」と呼ばれる立体遊具や、階段やはしごが設置されていない大型の立体遊具「スモーランド」があり、子どもは柱に足をかけて上るなど、遊びの中で子ども自身が身体の使い方を把握できるよう工夫されています。また、立体遊具の中に衣装等を用意し、ごっこ遊び等をすることもできる環境が整えられています。廊下には木馬やトランポリン、木製レールやドールハウスで遊べるコーナーなどもあります。 毎週金曜日に行なわれる礼拝の日には、4,5歳児が参加して牧師先生の話を聞いたり、歌を歌ったりしています。牧師先生から聞く神様の話は柔らかな心にまっすぐ届き、日々の恵みへの感謝を感じる時間となっています。 このように、子どもの興味や発達、季節に応じて物的環境、人的環境等、さまざまな環境の整備が進められ、子どもたちはその日ごとのお気に入りの居場所で、一人ひとりの自由な発想や想像力を豊かに芽生えさせています。
保育の中・長期的なビジョンを文書化し、職員間で共有されることが期待されます。
評価機関の記述 1
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「社会福祉充実計画」を作成し、保育理念に沿った継続的で安定した運営体制の構築に取り組んでいます。理念に沿った具体的な保育内容については、日々の保育者クラス打ち合わせ、全体打ち合わせ等で個々の子どもの姿などについて詳細に共有されています。 今後は、現在園で取り組まれている、障害児の保育ニーズに対する職員配置や環境整備、また利用者家族アンケートで意見が挙がっている、懇談会の実施方法等について、保育の中・長期的なビジョンを文書化し、職員間で共有され、さらなる保育理念や保育方針の実現に向かうことが期待されます。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
全45項目よい水準(a) 40/45項目
福祉サービスの基本方針と組織よい水準(a) 7/9項目
組織の運営管理よい水準(a) 15/18項目
適切な福祉サービスの実施よい水準(a) 18/18項目
「よい水準」でなかった項目(5件)をひらく項目をとじる
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 一般社団法人 日本保育者未来通信 による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。