- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2024/03/06
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
施設の概要
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●アイン高島台保育園(以下「施設」という。)は、平成26年4月1日に、中央出版株式会社(以下「法人」という。)が経営する7つめの保育園として開園しました。施設は、JR横浜駅の北約600m、同駅から徒歩で10分程の大型マンション「ブローテ横浜高島台」の東端1・2階を占有しています。周辺は、マンション等の住宅地となっており、施設の道路を挟んだ階段上に上台町公園があると共に、徒歩で5分圏内に台町公園や沢渡中央公園があります。また、所々に緑地もあり、横浜駅から徒歩圏内に位置しながら、静かな環境に恵まれた立地条件を有しています。 ●法人は、昭和54年中央出版株式会社を設立後、幼児や小・中・高生の学習教材、学習システム等教育事業を中心に取組んできましたが。平成16年に幼児用家庭教育システム「モンテッソーリ式プルチノ」を完成させた後、企業理念である社会問題解決の一環として待機児童解消支援を目的に、幼児用学習教材・システムを生かした保育園事業を、平成23年にアイン保育園横浜能見台を皮切りにスタートさせました。法人の認可保育園は現在、横浜市内に6園(能見台・松本町・金沢文庫・弘明寺・高島台・三枚町)、川崎市内に3園(武蔵小杉・武蔵小杉北・栗平)、愛知県内に2保育園、2保育室の計13か所に上ります。 ●当施設は、立地上2階がエントランスであり、事務室、3歳・4歳・5歳児の幼児保育室とテラスデッキが設けられ、1階に0歳・1歳・2歳児の乳児保育室と調理室、保育士室、屋外に小さな園庭があります。2階屋外には、約133㎡の土の園庭を有し、外遊びや夏季はプール遊び等の他、野菜、花等をプランターで育てています。保育室は、東南の角地であり、採光・通風は良好です。さらに、施設のあるマンション屋上には、屋上庭園において菜園が設けられ、施設でも畑を借用し子どもたちが野菜等を栽培しています。また横浜市内やMM21地区が一望できるだけでなく、丹沢の山並みを望むことができる環境があります。 1.
特長ある保育
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全アイン保育園は、全ての子どもは自分を伸ばす力(自己教育力)を持っているという考え方の「モンテッソーリ教育」と、子どもたちの主体性を尊重して個々の育ちを大切にする「自由保育」を取り入れ、子どもの「みらいを生き抜く力を育てる」を理念に掲げると共に、子どもと保護者、保育士等がお互いに助け合い、子どもと共に育っていく「共育」をコンセプトに、保育に取組んでいます。アイン高島台保育園は、こうした理念やコンセプトの下、保育目標に、「自分で考え、行動していける子ども」、「好奇心・意欲のある子ども」、「誰からも愛され、思いやりの心を持った子ども」の育成を掲げ、「モンテッソーリメソッドの考え方、教具等を取り入れ、未来を担う子どもたちの豊かな人間形成を目指します」、「子どもたちが見通しをもって安心して過ごせる環境を大切に、一人ひとりの子どもたちの気持ちに寄り添い、丁寧な関わりを通して深い信頼関係と子どもたちの主体的な活動を見守っています」を保育の特長とし、日々の保育に取組んでいます。保育の特長の後段は、当園の評価の高い点として特筆できます。 2.
施設運営・人材育成システムの整備及び運用
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法人は、これまで培ってきた教育に関する企業ノウハウを背景に、保育事業を経営し、保育事業の本部組織として、名古屋市内と横浜市神奈川区に保育事業本部(以下「本部」という。)を設けています。保育所運営に当たっては、保育事業の運営方針や、会計、人事を本部で統括し、人事についても、施設の要望等を踏まえながら、昇任・昇格、人事異動、職員採用等、本部の専権事項として行われています。職員研修では、本部主催で年2回「大研修」と、横浜エリアで毎月「アイン保育園研修」があり、施設では、内部研修を行うと共に、本部からの予算を得て外部研修に参加しています。また、系列保育所共通の各種規程が整備され、法改正等に併せて、適切に規程の改廃等が成されており、保育に関するマニュアルも安全・衛生や保育方法等、保育の全ての場面を想定した多岐にわたるマニュアル集が用意されています。また、多様な福利厚生を含め、施設運営・人材育成システムが法人全体として用意・運用され、各施設の運営をバックアップしていることが法人・施設の特長と強みであると評価できます。 3.
愛着関係を重視した家庭的な保育
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施設は、法人系列保育園と同様に、法人理念に基づき、「モンテッソーリ教育」、「自由保育」、「共育」をコンセプトに保育を行っていますが、比較的小規模な保育園のメリットを生かして、0歳~2歳児までの乳児には保育担当制とし、子どもたちとの信頼関係・愛着関係を築き、家庭的な環境の中で安心・安定した生活を送れるよう丁寧な保育を行っています。3歳~5歳児には自由保育にウェイトを置いた保育に取組み、自分のリズムで活動を選び、知的好奇心、自立心が育まれるよう目指しています。さらに、「共育」を重視し、保護者と子どもの発達状況を共有しながら、家庭と施設の生活が一体となるよう連携して保育に当たっています。 4.
風土作りの取組・工夫
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施設では、法人系列の他施設からの異動により、今年度就任した新たな施設長は、従来からの職員、派遣職員、非常勤職員のチームワークとモラルのアップのため、施設長と職員との関係、職員間の関係作りに鋭意取組みました。法人内で行われている1対1(ワン・オン・ワン=面接・話し合い)を休憩室やランチタイム等の機会を捉え積極的に行うと共に、携帯のLINEや、職員を3グループ(「エピソードトーク」、「よいところさがし」、「サンキューカード」)に分けて新たな組織を作り、職員の近況等の披露、職員の良い所を探して職員間でミニ表彰や、日頃の感謝の気持ちを書いたカードを職員間で渡す等、これらの取組により職員との関係作りが進められました。現在は、職員間のコミュニケーションが格段に円滑化され、情報の伝達・共有が図られるようになりました。評価調査での職員との面接でも、職員から職員間の関係の良さが聞かれると共に、どの職員の表情も明るく感じられました。利用者(保護者)アンケートでも、園長が替わってから明るくなった、職員が明るい等の評価が多数寄せられています。 1.
アイン高島台保育園ブランド作り、さらなる質の向上に向けた取組について
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施設長は、4年目にeNPS指数(職員満足度)+10%を目指し、離職率低下、組織全体の生産性UPを図るため、令和6年度からの3か年計画の実行に向けて準備をしています。職員のアイデアや得意分野を生かしながら、「不適切な保育をなくす」、「事故・事件0」、「活動の発信」、「家庭の育児支援の再開」、「保護者会の再開」、「保育者の保育に向かう姿勢=高島台ルールの明確化」、「地域とのつながり」、「職員の育成と採用」等、現在は十分にできていない分野を3年間でレベルアップし、アイン高島台保育園の独自色が発揮される施設(高島台ブランド)作りを目指しています。さらに、今回の第三者評価で、保護者が期待・要望している諸点についても、真摯に応えると共に、今後の施設運営に生かしていくこととしています。それぞれ取組途上ですが、3年後・5年後の施設がどのように発展しているか、大いに期待されるところです。尚、課題は、こうした新たな取組に対応できる人材の確保です。現員数では、保育のローテーションやワーク・ライフ・バランスの確保に苦慮している状況ですので、法人本部と連携の下、計画が推進されると共に、人材確保についての法人本部の支援が望まれます。 2.
地域との関わりの活性化について
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コロナ禍に加えて、職員減を伴う施設の体制の変化もあり、子どもたちと地域の関わりが十分に図られていません。さらに、ボランティアや実習生についてマニュアル等の受入れ体制はあるものの受入れ実績が乏しいことが現状です。地域の子育て支援等、施設のノウハウを生かした取組も行われていません。施設長は、3か年計画の課題に、「地域とのつながり」を掲げて取組もうとしています。子どもと地域との関わりでは、近隣のデイサービス事業所との連携や、近隣の商店街との交流、自治会や小学校との交流等を想定しています。ボランティアや実習生の受入れについては、中学校等の体験授業の協力や、近隣の養成校との連携等を想定しています。地域貢献としては、地域の子育て支援のための相談事業に早急に取組みたいと考えている他、災害を想定した近隣住民の避難場所の提供等を想定しています。こうした取組が、一つ一つ着実に実現されていくことが期待されます。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(20件)をひらく項目をとじる
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
c・改善に期待地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。