- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2025/03/21
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
わおわお江ヶ崎保育園の概要
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●わおわお江ヶ崎保育園(以下、当園という。)は、社会福祉法人わおわお福祉会(以下、法人という。)の運営です。法人は、運営方針に「選ばれる保育園」を掲げ、横浜市に6園、川崎市に1園、東京都大田区に1園の認可保育所を運営しています。また、学童保育「ワオキッズ」も川崎・横浜に15施設展開しています。保育理念「ほめて・みとめて・はげまして」の下、やる気を育て、自分で考えて行動できる子どもを育てる保育を提唱し、子育て支援の観点から、法人系列各園で地域の「子育てステーション」を目指しています。 ●当園は、JR南武線「矢向駅」から徒歩15分程の住宅街に位置しています。位置的には、川崎市に近いのですが、鶴見川の東側にあり飛び地的に横浜市鶴見区となっています。矢向駅の他、新川崎駅への利便性もあり、マンションや一戸建て、集合住宅等が建ち並び、保育園も点在する等、子育て世代が多い環境です。園舎は鉄筋コンクリート2階建て、法人のテーマカラーでもある原色系のビビッドな色を基調とした外観・内装です。学童保育「ワオキッズ江ヶ崎園」も同施設内にあり、主に矢向小学校・新鶴見小学校の学童を受入れています。 ●当園の定員は60名、0歳~5歳児までの保育を実施し、現在70名の園児が在園しています。園舎内は明るく広々として開放感があり、1階に0歳~1歳児の保育室、2階に2歳~5歳児クラスがあり、屋上園庭も有し、プール遊びが楽しめます。また、1階のルーフバルコニーには砂場が設置されています。全職員は、保育理念「ほめて・みとめて・はげまして」の下、子ども一人ひとりの成長に寄り添い、「おもしろいね!」、「すごいね!」と声をかけながら、「できた!」を一緒に喜び、みんなの笑顔が溢れる保育園です。 1.
子ども主体の保育の推進
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保育理念「ほめて、みとめて、はげまして」の下、職員は常に「子どもが自ら考えたり判断して、意欲的に行動していたか」、「その子らしさが大切にされ、安心して自分の思いや考えを表現していたか」を保育実践の振り返りの中で共有しています。また、園ビジョンに「一人ひとりを大切にする子ども主体の保育」を掲げ、日々の保育の中で子どもの表情、遊びへの意欲等を観察すると共に、子どもの話を聞きながら、子ども自身の満足を把握するように努めています。当園では0歳~2歳児クラスまで担当制保育を実施し、継続的に特定の保育士が応答的に関わることで、子どもの表情の変化を見逃さず、日々の成長に気づき、保護者と共に子どもの成長を喜び合う機会になっています。幼児クラスの各行事への取組では、子どもの興味・関心から、子どもの心「やってみたい!」、「挑戦してみたい!」を大切にし、理念に沿って言葉かけや援助を行い、子どもが「できた!」と喜ぶ成功体験につなげています。正に保育理念「やる気を育て自分で考え行動できる子どもを育てる」につながると言えます。今回の利用者(保護者)アンケートでも「一人ひとりに合わせた対応」、「子どもの気持ちに寄り添っている」、「丁寧な対応」、「子どもを大切にしている」等々の意見が多く寄せられ、保育に対する保護者の満足が窺われます。 2.
丈夫な身体作り
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当園では法人が推奨する保育・教育(知育、英会話、体育、食育、リズム遊び)に取組んでいます。中でも知育では、ガウディア保育理論から7つのカテゴリー(言語・流暢・数・空間・知覚・推理・連想記憶)を教材プリントで学習するスタイルを3歳児から行っていましたが、子どもの状況を鑑みて、机上の遊びをプリント学習ではなく、見て、触れて、感じる五感を大切にした教材や遊びへと転換しています。園の周りには自然豊かな公園があり、その日の目的や年齢構成によって散歩コースを選び、季節の変化を感じさせ伸び伸びと身体を動かして楽しんでいます。また、屋上園庭を活用した体育遊び(縄跳び、竹馬、プール等)にも取組んでいます。調査日は、1歳児が歓声を上げながら、保育士と駆け回って楽しんでいました。雨の日でもホールを活用し、体操・ダンス・リズム遊びを十分に行い、活動を通して汗をかき、お腹が空くリズムが作れるよう取組んでいます。また、年間を通して裸足保育を取入れ、土踏まずの形成を促し、バランスや五感を養うことにつながっています。インフルエンザの流行時期の最中、園内は感染もなく、各年齢の子どもたちは元気一杯で活気に溢れていました。 3.
食育活動の推進
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法人給食ビジョン及び園の給食ビジョンを基に、栄養士が食育年間計画を策定し、季節の食材や行事食の提供、クッキング活動、食事のマナーの習得等、子どもの発達に応じた取組を進めています。各年齢の保育士との連携も良く、月1回の給食会議では、栄養士、調理員、保育士が捉えた子どもの姿を通して「食事が楽しい!」と感じられるよう、それぞれの視点で意見を交わし、献立や調理法の見直しに反映しています。当園の献立は、栄養士が法人共通(郷土食)を取入れながら、独自で作成しています。旬の食材を使用するため地域の6ヶ所の業者から食材(米・肉・魚・牛乳・野菜・調味料等)を仕入れています。また、年長児対象に「おこめやさん」に米を買いに行き、玄米を精米機に入れて白米になる過程を見学し、買った米を研いで炊いています。調査日も「お当番」の子どもたちが上手にお米を研いで、炊飯器にセットし、炊き立ての美味しいご飯を給食で食べていました。地域の特定業者「やおやさん」の協力を得た「納品確認」では、野菜の名前・量・重さ・色・匂い等を体感した取組がユニークです。給食のモットーに「会いに来る給食室」を掲げ、朝・夕に子どもと保護者が給食室に顔を出す取組も好評です。今回の利用者(保護者)アンケートでも「給食メニュー(栄養のバランス)が良い」、「給食室の先生が食の相談に乗ってくれる」等の意見が寄せられ、満足回答率87%と高い評価を得ています。 4.
人材確保・育成への取組
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当園の運営上の課題として、「人材確保と育成」が挙げられています。この課題は、当園に限らず、保育園運営上に共通するものと思われます。当園は若い保育士が多く、明るく活力に溢れています。今回の利用者(保護者)アンケートにも「先生方が明るい」、「先生同士の仲が良い」、「アットホームな雰囲気」等の意見が多く寄せられ、職員のヒヤリングからも職員間のコミュニケーションが良いと感じられました。園長は、職員との対話を通して日々の保育を語り合い、「子どもの心を1番に考える園」でありたいという思いを伝え、チームワークを高めるよう取組んでいます。また、保育業務のICT化を図り、ワーク・ライフ・バランスに配慮した働きやすい環境作りに努めています。法人全体でも「働きやすい職場」になるよう中・長期ビジョンの1つに「人材確保と人材育成、職場定着に向けた取組の体制強化」を掲げています。法人が目指す「選ばれる保育園」に向けて、保育士からも選ばれる園となるよう今後の取組に期待します。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(21件)をひらく項目をとじる
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
見学のときに聞いてみたい観点
第三者評価で「b」または「c」となった項目を、見学時の確認観点に言い換えたものです。bは多くの園に見られる標準的な水準で、園の優劣を示すものではありません。評価の原文は上の項目別評価にあります。
- 災害時の対応
避難訓練の頻度と、災害時の引き渡しルール・連絡手段を聞くと、緊急時の動きが具体的に分かります。 - けが・事故時の対応
けがや事故が起きたときの応急対応と保護者への報告の流れを聞くと、安全管理の実際が分かります。 - 職員の育成
職員の研修体制や育成の取り組みを聞くと、先生たちが学び続けられる環境かが分かります。 - 持ち物と保護者の負担共通の観点
使用済みおむつの処分(園で処分か持ち帰りか)、昼寝用の寝具の用意、毎日の持ち物の量は、入園後の負担を左右します。 - 見学だけでは分からないこと共通の観点
行事の頻度と保護者の関わり方(平日開催か・準備の分担があるか)は、先輩保護者の声とあわせて聞くと実際が見えます。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。