- 評価した機関
- 株式会社評価基準研究所
- 評価結果の確定
- 2025/04/07
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特に評価の高い点
評価機関の記述 1
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1)【幼児期からクラスの単位に拘らず、子ども達の発達に合わせた柔軟な保育形態を展開し目指す保育実現に近づこうと努力している】 園長、主任を筆頭に職員が団結し課題解決や新規提案に対し前向きに検討している様子が伺える。園全体に「課題解決し現状より良い保育を提供したい」という思いが強く、既存のやり方や慣習に流される事無く、今年度在籍している子どもにとっての最善は何かを大切にし、常にやり方や保育の流れ、環境設定や職員の動きを検証し柔軟に変更をして前向きに取り組む姿勢は良い。0~2歳の乳児においては毎年月齢が高い、低い等子どもの構成自体が一定ではないためその年の子どもに適した環境を再構築し、クラス在籍とは別にクラス編成を飛び越えた現状の子どもの成長に合わせた小集団を編成し続けている。幼児においては既に縦割り編成が構築されており根付いているため、更に保育内容の幅を広げて行く状況が期待される。 2)【異年齢保育を中心とする保育が確立され、子どもたち同士の思いやりや憧れの気持ち、主体性を育てている】 幼児クラスでは、縦割りのグループを意図的に決めて異年齢保育を実施するのではなく、活動内容に対して、子どもたちがどの活動に参加するかを選び、子どもの人数に合わせて職員配置を行い援助している。保育室は、幼児クラス全体を使ってコーナー保育の環境設定をしていて、子どものその時の遊びたい気持ちを尊重できるように組み立てている。一日を通して、食事や着脱等の養護の活動においても年齢毎に区分けすることなく、子どもたちが状況に合わせて判断し食事時間と場所が決められ、その行動に合わせて、職員が各々場所において見守りながら指導を行っている。また、フロアーが違う乳児との関わりは、遊びやお手伝い活動等保育士が意図した場面や子どもたちの希望により設定し2歳児が幼児クラスへの移行をスムーズにできるよう配慮している。子ども達の主体性を尊重する取り組みが園として意識されている。 3)【自ら選択できる環境を整えた保育は、それ自体が子どもたちを尊重し、職員間の信頼関係にも寄与している】 一日を通した異年齢保育の中で、活動や生活において選択肢があり、子どもたちの年齢やペースに合わせた設定を行い、子どもの意思を尊重している。例えば、毎朝、実施しているサークルタイム(朝の会)でその日の活動を子どもたちに知らせ、どの活動を選ぶかは子どもが決めるようにしている。散歩の行き先は職員が複数設定し、ボードの公園の写真で行先を示した中から子どもたちが自分(写真)のカードを置いて意思表示したり、制作活動では年齢関係なくやりたい気持ちを受け止めて行えるように保育士が援助をしている。乳児では、玩具の入れ替え時、子どもたちの要望や興味を持っているタイミングを見極め、子ども同士での遊びがさらに発展するように関わっている。子どもたちが戸惑いなく安心して意思表示ができるこのような環境を今後も継続していくことを期待したい。選択肢を子どもたちに与えることは、職員自身も子ども達を尊重することになり、このような環境を職員が話し合うことによって、職員間の信頼関係も構築できるようになっている点は素晴らしい。 今後さらに期待される点 1)【幼児クラスの縦割り化は既に充実しているが、一人ずつの発達を更に捉えるためのバックヤードの効率化が必要である】 3・4・5歳児は既に縦割り化をし、人的・物的環境整備はされていると言って良いだろう。また、各場所への子どもの参加は分かりやすく掲示版により明示され、玩具等も子どもサイズに準備されている。また個人の引き出し等により、作成中のものも継続し続けられる仕組みも配慮されている。複数担任で、幼児クラスの子ども全体を見ているため職員それぞれの役割や、当日の記録を含む「子どもの姿を見逃さない」工夫が必要になってくるだろう。ドキュメンテーションの蓄積や職員が子どもに関する「気づきメモ」の今後の共有、縦割りの1クラス編成ゆえの1枚に3クラスの内容明記をするなど書類の効率化が出来る部分は効率化し、工夫次第で時間短縮にさらに繋がる事を多くすべきであろう。今後の流れに期待したい。 2)
異年齢保育を実施する中で、年齢発達に応じた保育のねらいや内容を明確にした指導計画の作成や記録方法を工夫することを期待する
評価機関の記述 1
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異年齢保育では、異年齢の子ども同士による思いやりや憧れの気持ち、活動での学び等相互作用で育ちあうことが大きく、日々の活動や生活場面での子どもたちの成長が豊かなものになっている。しかし、異年齢では子どもの発達差が大きいため、各年齢での発達の把握も必要になる。指導計画の活動のねらいや内容など年齢ごとの発達段階を明確にし、一人ひとりの子どもの状態を記録したものを、職員間で確実に共有することが必要になる。その都度、口頭で行っている保育士間の情報共有を、今後はより明確化するために記録の取り方も工夫してほしい。具体的には、異年齢で育つものと年齢発達で成長していることを踏まえ、より子ども同士での多様な関わりが経験できるよう、適切な環境構成を再考した方が良いだろう。各保育士の意識的かつ意図的な支援に期待したい。 3)【園の良さやオリジナリティを言語化・具現化し、その根拠も明確にしてほしい】 現場チームワークや職員全体のポテンシャルをさらに引き出すためには、企画や一つひとつの業務が、一貫した理念(原則)に基づくものであることが肝要である。写真一つ壁に貼ることも「ねらい」が定まっているといないとでは熱量に雲泥の差が生じてしまう。たとえ前任者の始めたことであっても職員みなが納得できる理由やねらいがあり、ほかの職員に伝わっていれば、その熱は生き続けることができる。逆に言えば今実行している“良いこと”も「ねらい」が定まっていなければ、その“良いこと”本来のポテンシャルは発揮されない。法人理念を大原則として、園に与えられている権限内で最大限に「ねらい」を言語化し、職員全体として力を注ぐ方向性を明確にするなら園全体はさらに一致したものとなり職員一人ひとりの本来の力を発揮させ、園全体が持つ魅力の部分をひきだすことができるのではないだろうか。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(45件)をひらく項目をとじる
b・標準的理念・方針を職員や保護者に伝えている
原文: 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。(Ⅰ-1-(1)-①)
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
c・改善に期待計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
c・改善に期待計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的園長の役割と責任がはっきりしている
原文: 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。(Ⅱ-1-(1)-①)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
c・改善に期待実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的公正・透明に運営している
原文: 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。(Ⅱ-3-(1)-②)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
c・改善に期待ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どもを尊重する共通理解がある
原文: 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。(Ⅲ-1-(1)-①)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
c・改善に期待入園希望者に情報を提供している
原文: 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。(Ⅲ-1-(2)-①)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
c・改善に期待転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的感染症に備えている
原文: 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(5)-②)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b・標準的一人ひとりに合わせた指導計画を作っている
原文: アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。(Ⅲ-2-(2)-①)
b・標準的指導計画を定期的に見直している
原文: 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。(Ⅲ-2-(2)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社評価基準研究所 による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。