- 評価した機関
- 株式会社評価基準研究所
- 評価結果の確定
- 2025/03/14
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特に評価の高い点
評価機関の記述 1
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1)【園長や主任は園としてのあるべき姿を考え、子どもたちの自己表現できる力を如何にして実現できるかを前向きに検討し続けている】 園長は本園での経験は2年目だが、前職の保育園での経験も生かし、自園の理念「やってみたいを見つけられる保育園」の構築から中長期計画の策定なども新たに始めている。本園が優れている点は、若い園長や主任が園の現状に満足せず、保育やマネジメントに関する知識を意欲的に吸収しようとする前向きな姿勢が顕著なことである。本園は自園よりも意識的・意図的に保育を進めている園があれば一つでも多く見学し、良いところを自園に取り込む<ベンチマーク>を意識しており、今後はこれを職員にも広げたいと考えているという。これに必要なネットワーク作りを園長は意識しながら、情報収集を近隣や保育団体への参加などを通じて続けている。 2)【クラス別にこだわることなく、発達に合わせた柔軟な保育システムを構築し目指す保育実現に近づこうと努力している】 園長、主任としては課題解決や新規提案に対し前向きに検討している様子が伺える。「現状の課題解決をし、より良い保育をしたい」思いを持ち、既存のやり方や慣習に流される事無く、子どもにとっての最善の利益を追及している。その検討の過程において支障があれば期中でもやり方や保育の流れ、環境設定や職員の動きも検証し柔軟に変更をしていく姿勢がある。特に乳児や1、2歳児は個人の成長差が著しい年齢であるため、子どもに適した環境を見直し、年齢別クラスとは別にクラス編成を飛び越えて現状の子どもの成長に合わせた小集団の編成をし、生活や遊びを一緒に過ごすことで各個人に適した保育環境を提供し続けるなど、さまざまな工夫や努力が見られる。 3)【食への関心を高めるため、様々な体験の取り組みを計画し実行している】 子ども達は年齢に応じた食の体験活動を通じて、食材が給食のメニューになり味わうプロセスを体験することができている。例えば、お米研ぎや、野菜を洗うことで食材が変化していくことに驚いたり、栽培活動では子ども自身が栽培したいものを決め、苗を購入しに行くことから始めてもいる。生育する過程を知り自身が育てたという実感は苦手な食材でもそこから食べられるようになるなど、食育から得られるものは数多くある。また5歳児では「味見当番」を設け、食事前に味見をして味見した感想を自分の言葉で伝えることで、味覚への意識や関心を高めることもできている。「お弁当散歩」では、子どもたちが、調理員が作ったおにぎりやおかずを自分でお弁当箱に詰めるなど、違った意味での食への楽しみ方を工夫するなどもしている。様々の活動の様子は、その日に写真付きで報告し保護者にも共有できるようにしている。 今後さらに期待される点 1)【本園が目指す子ども像の実現に向けて、園長や主任の保育に関する論理武装と言語化を進めることが求められる】 本園では目指す子ども像を明確化し、新たな園理念構築にも取り組んでおり、この前向きな姿勢は素晴らしい。しかし、各保育士はそれぞれが過去の他園での保育経験などもあり、園として目指す新しい保育指針に基づいた保育を理解し、これに沿った子どもたちへの寄り添いができないことも実際にはまだ多くある。そのために園長や主任に求められることは、新しい保育が求める保育手法等を選び、その手法が必要な根拠を文言として具体的に説明できることである。この言語化は、職員の目指す方向性(ベクトル)を一致させ、日々の保育の正しさを検証することにもつながるだろう。そしてこの継続は、保護者にも伝わり本園への信頼醸成にもつながることになろう。 2)
目指す保育実現に向けて、職員の意識改革をチーム編成を考えた上で計画的かつ意図的に行うことが期待される
評価機関の記述 1
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園長には着任から職員をまとめ、子どもや保護者に真摯に向き合い日々課題解決に一生懸命取り組む姿がある。しかし「課題解決」に重きを置いている一方で、職員間の問題には毅然とした態度に出ることに悩みを感じてもいた。園長としての経験を積む過程では、保育の専門分野に関する研究や論理を具現化し、チーム力構築のためにリーダー層を育成することが望まれる。また職員全員への研修や業務遂行の機会を利用し、職員一人ひとりの優れた能力(得意なこと)を見出し、これを活用して目指す保育が実現されることに期待したい。 3)【子どもたちが伸び伸びと遊べる環境を作り、発展的な活動ができるよう工夫してほしい】 子どもの「やりたい」気持ちを尊重するため、コーナー保育の環境を整え、主体的に活動することや異年齢での関わりで思いやりや憧れの気持ちが持てるように環境づくりに取り組んでいる。しかし、保育室に収納場所が少なく、子どもが伸び伸びと遊びこめる空間の確保が難しい状況も見られる。そのために、各コーナーの玩具の配置や環境を見直し、子どもたちが主体的に遊び、次回の遊びに繋げられるような環境構成を構築することが今後期待される。用途に合わせて仕切りを設置するなどし、安全で有効活用できる空間へと改善することで、保育室を含め子どもたちの活動の場を広げることができるようになると良いだろう。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(45件)をひらく項目をとじる
b・標準的理念・方針を職員や保護者に伝えている
原文: 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。(Ⅰ-1-(1)-①)
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的園長の役割と責任がはっきりしている
原文: 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。(Ⅱ-1-(1)-①)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的公正・透明に運営している
原文: 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。(Ⅱ-3-(1)-②)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
c・改善に期待ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
c・改善に期待地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
c・改善に期待地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どもを尊重する共通理解がある
原文: 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。(Ⅲ-1-(1)-①)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
b・標準的入園希望者に情報を提供している
原文: 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。(Ⅲ-1-(2)-①)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
c・改善に期待転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的感染症に備えている
原文: 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(5)-②)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
c・改善に期待手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
c・改善に期待一人ひとりに合わせた指導計画を作っている
原文: アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。(Ⅲ-2-(2)-①)
c・改善に期待指導計画を定期的に見直している
原文: 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。(Ⅲ-2-(2)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社評価基準研究所 による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。