- 評価した機関
- 株式会社評価基準研究所
- 評価結果の確定
- 2025/04/02
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特に評価の高い点
評価機関の記述 1
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1)【業務の効率化やチーム力向上のために新たなチャレンジを続ける意欲が高い】 園長は、業務の効率化と職員の働き方の改善に高い意欲を持ち、積極的に取り組んでいる。法人が全園導入を進める前に、自主的にICTツールを導入し、さまざまな活用方法を試みるなど、効率化を図る姿勢が強い。また、職員間の関係を良好にし、チーム力を向上させるための工夫も行っている。その一例として、職員同士が感謝の気持ちを伝え合う「サンクスカード」を導入し、職場の雰囲気をより良くする取り組みを実施している。こうしたチャレンジは今後も継続していくべきであり、さらなる業務改善とチーム力向上につなげるためには、園長の意図を職員全員にしっかりと伝えることが重要であろう。園全体で共通認識を持つことで、職員一人ひとりが主体的に業務改善に取り組む環境が生まれ、より良い職場づくりが進んでいくと思われる。 2)【体験活動を通して食への興味や関心を高め、子どもの活動の幅を広げている】 子どもたちが栽培や調理の体験を通じて食への興味や関心を深められるような取り組みを行っている。栽培活動では、子どもたちが希望する野菜の苗や種を選び、植え付けから生育の観察、収穫までを体験し、それを給食の食材として味わうことで、食べることへの意識を高めている。また、食材の一つである魚に注目し、魚の姿を知る機会が少なくなっている現状を踏まえ、毎年魚の解体を実施している。子どもたちは目の前で一匹の魚が調理されていく様子を観察し、食事として提供されるまでの過程を学ぶとともに、魚の生態にも関心を持つようになっている。そのため各保育室には魚の種類や特徴が分かるイラストや模型、図鑑を設置し、子どもたちが自然と学べる環境を整えている。こうした体験がさらに子どもたちの興味関心を広げ、新たな活動へとつながることを期待している。 3)【保護者や児童が発言しやすい良い文化が形成されている】 児童は毎日サークルタイムがあり、「楽しかったこと」「頑張ったこと」「嫌だったこと」などテーマ別に発言する機会が設けられており、意見や思いを発言し聞いてもらえる習慣が身についている。話を聞いてもらえる成功体験を何度もすることで、発言しやすい環境ができている様子である。また、保護者においては自由に伝えたいことを書き出したり手紙を掲示できる保護者用の掲示板があるのが画期的である。この掲示板は、保護者から保護者あて、保護者から保育園あてのメッセージを記入できる。また、アンケートを電子配信で依頼する際も自由記述の項目を用意し、さらには他の保護者には公表しないことが約束され、保護者が自由に意見しやすい環境が充実している。運営委員会を的確な立ち位置におき保護者と園の意思疎通を図っている。 今後さらに期待される点 1)【園として力を入れたいことを反映させた事業計画を作成し、園が進むべき方向を全職員が意識できるようにしてほしい】 本社の方針を基にした園の中・長期事業計画は作成されているが、園として特に力を入れたい点が十分に反映されていないのが現状である。当園が重点を置きたいのは、地域の子育て拠点としての機能を充実させること、そして「望ましい人物像」に沿った職員育成である。園では地域への働きかけを進め、メンター制度を活用した新人育成にも取り組んでいるが、これらの方針が事業計画に明確に位置付けられていない。力を入れたい取り組みを計画に反映させることで、職員は目指すべき方向を理解しやすくなり、次の施策も着実に検討できるようになるだろう。事業計画の明確化とともに、現在の取り組みの意図も明文化し、全職員が園の方向性を共有できる環境を整えることにも取り組んでもらいたい。 2)
日々の保育の連続性と長期的な保育の方向性がより具体化される記録の作成に取り組むことに期待する
評価機関の記述 1
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現在、年間指導計画に基づき、異年齢保育やコーナー保育の環境構成を通じて、子どもたちは自主的・自発的な生活や活動を展開している。今後、異年齢保育の発達的な効果をより明確に捉えるために、異年齢保育の指導計画を作成し、「育つ子どもの姿」「ねらい」「活動内容」「保育士の援助」などの見通しを持った保育を実践することが重要である。 これにより、保育の質の向上が期待できる。また、現在は保護者向けに写真とコメントを添えた記録を作成し、保育の様子を伝えているが、保育士自身が「ねらい」に基づいた記録を取ることで、日々の保育が連続性を持ち、長期的な方向性がより具体化される。 現在の記録の仕組みをより発展させ、次の保育につなげる取り組みが進むことを期待する。 3)【実践している素晴らしい取り組みを園全体の事業として確立することが望ましい】 当園は地域とのつながりや連携を自然に実践しており、他法人の保育園との交流や、小学校との合同避難訓練、関連施設へのおたより配布など、素晴らしい取り組みが多く見られる。例えば、5歳児同士が園舎を案内し合う見学会や、夏祭りでの制作物を使って遊ぶ交流、リレー大会などが行われている。しかし、これらの取り組みは地域連携の実績として公表されておらず、職員の認識も低いように感じられる。これは地域連携の重要性が理解されていないというよりも、明確な計画として文書化されていないことが要因ではないかと考えられる。今後は、これらの取り組みを自然な実践に任せるだけでなく、具体的な計画や目標を設定し、園全体の方針として位置づけることが重要である。そうすることで地域連携の取り組みが継続的な事業として確立され、さらなる発展につながるだろう。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(39件)をひらく項目をとじる
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的園長の役割と責任がはっきりしている
原文: 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。(Ⅱ-1-(1)-①)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的公正・透明に運営している
原文: 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。(Ⅱ-3-(1)-②)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どもを尊重する共通理解がある
原文: 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。(Ⅲ-1-(1)-①)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
b・標準的入園希望者に情報を提供している
原文: 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。(Ⅲ-1-(2)-①)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的感染症に備えている
原文: 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(5)-②)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的一人ひとりに合わせた指導計画を作っている
原文: アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。(Ⅲ-2-(2)-①)
b・標準的指導計画を定期的に見直している
原文: 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。(Ⅲ-2-(2)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社評価基準研究所 による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。