- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2024/01/09
- 受審回数
- 2回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特によいと思う点
オハナ上永谷保育園の概要
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●オハナ上永谷保育園は、社会福祉法人葵友会(以下、法人という。)の運営です。法人は、平成17年及び平成18年に特別養護老人ホームたまプラーザ倶楽部、認可保育所オハナ新羽保育園、そして、認可保育所オハナ上永谷保育園を開設し、現在、特別養護老人ホーム1施設、デイサービス2事業所、保育所4園を運営し、地域の福祉サービス貢献に尽力しています。基本理念は、法人の心の出発点として、全ての方を「尊重する」ことに置き、「人間尊重」を重んじ、高齢者施設等に入居されている利用者、成長していく子どもたち、働いてくれている職員、そしてその人々に関わりを持つ人、全てが「尊重される人生」を送るべきと考え、理念の根幹としています。そのためには、一人ひとりの限りある力をいかに有効なものに振り向けることができるかを重んじ、誰かが困っているならば一緒に考え、解決をしていきたいと考え、交わる全ての人たちの間に生まれる信頼感を大切にしています。オハナ上永谷保育園もこの方針に沿って保育に当たっています。 ●オハナ上永谷保育園は、子どもにとって居心地の良い関わりと生活の場であることを基本に置き、子ども一人ひとりを大切に、心が通じ合う関係を作ることを保育の土台としています。子どもが安心・安定できる大人との関係性・環境の下、温かな木の空間が広がる保育室では興味・関心を引き出せるコーナーや、木のぬくもりを感じられる良質な玩具を取り入れ、子ども一人ひとりを大切にしたのびのびとした保育を実践しています。また、「オハナえほん文庫」を設け、乳・幼児期に読むべき感性豊かな絵本を取り揃え、保護者と共に本育を推奨しています。 ●オハナ上永谷保育園は、横浜市営地下鉄ブルーライン上永谷駅から12分程歩いた閑静な住宅街の中に位置しています。また、神奈川中央交通のバス停「上永谷住宅入口」が園の目の前にあり、上大岡駅や戸塚駅へのバスでのアクセスも便利です。園舎は鉄筋コンクリート造り2階建てで、1階部分はエントランスと駐車場を設け、駐車スペースは12台程度の駐車が可能です。保育室と事務所は全て2階の位置づけですが、土地の傾斜を利用し、道路の高さと2階が同じ高さになっており、有効的な造りとゆとりある環境が整備されています。園庭はかなり広く、乳児園庭と幼児園庭に分かれて使用ができ、子どもたちは、楽しく、元気に、のびのびと一日を過ごしています。 1.
間取りを活かした保育
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オハナ上永谷保育園は、500坪の敷地に2階建てのゆとりある園舎で、2階部分に事務所、給食室、全ての保育室があることでワンフロアに収まり、全体が見渡しやすく、園児が担任以外の職員と顔を合わせる機会も多いアットホームな保育園です。子どもたちは生活の場という意識を園全体へと広げていくことができ、興味・関心の幅も広がります。給食室も保育室に続く廊下から調理の様子・姿が見え、大人たちが自分たちの生活に関わり、見守ってくれている安心感・信頼感が育まれる環境があります。子どもたちは、クラスを超え、異年齢の子どもとも自然と交流が生まれ、思いやりの心とコミュニケーション力を高めています。保育の面においては、互いのクラスを気にかけやすく、特に配慮を要する子どもがいるクラスの場合、必要に応じて速やかにヘルプに応じることができる等、職員間で全体を意識・配慮する視点が培われています。もう1つの特長である園庭は、乳児園庭と幼児園庭に分かれた広い敷地を有し、歩き始めの乳児でも安心して園庭を利用することができ、それぞれの年齢に応じて、のびのびと体を動かし安全に遊ぶことができ、野菜の栽培も積極的に行っています。また、1階の駐車スペースは12台も駐車ができ保護者にも嬉しいメリットであり、時間帯によっては子どもたちの外遊びにも利用しています。オハナ上永谷保育園は、広い敷地を有効に活用し、子どもたちが笑顔溢れる居心地の良い場所とし、人との関わりを自然と育める環境を整えています。 2.
受入れる姿勢の保育
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法人理念での、全ての方を「尊重する」ことをベースに、保護者に寄り添い、不公平のないよう、どれだけニーズに応えられるかを念頭に置いて保育に臨んでいます。一時保育も積極的に受け入れ、障害をもつ子どもやアレルギー疾患のある子どもも一様に受入れ、該当児を担当する職員だけでなく、園全体として全職員で情報共有を行い、携わるようにしています。在園児の保護者に対しても、掲示板や配布物を通じて、疾患やアンケートのフィードバック等、情報を全家庭へ公開し、全体で共有・受容する方針とし、理念の1つである「家族」を具現化しています。また、子どもについての不安・相談についても、いつでも聞く姿勢を備え、早急に対応し、土曜保育の就労証明の提出を不要とし、行事の日の保育も受ける等、制度の面でも保護者を支援する体制としています。保育士の行動指針では、保護者対応について項目を設け、「保護者への対応と支援は園の安心感につながり、それが子どもへの良い影響になる」と示し、どのように保護者に接するのか、どのように伝えるのか等、話し合った内容が記載されており、園長をはじめ、全職員が保護者・子どもを受入れ、受止める姿勢が窺えます。オハナ上永谷保育園が子どもにとって居心地の良い関わりと生活の場となるために、保護者に対しても細やかな心配りが成され、「保護者と一緒に子育てをしていきたい」という保育士の言葉もありました。そうした姿勢は、地域の親子に対しても園庭開放等を通じて向けられており、年1回、地域のボランティアの紙芝居を一般公開にして地域の親子にも楽しんでもらう等、子ども・保護者・地域の人を受入れ、信頼関係を深める取組を継続して実践しています。 3.
人材育成への取組
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オハナ上永谷保育園では、長年にわたって主任を務めていた職員が定年退職した後は主任職を定めず、副主任を3名とし、指導的立場の人材育成の充実を図っています。副主任3名にはキャリアアップの研修以外にも管理者向けコーチングの知識を身に付けてもらい、「人を育てる」意識を養うよう取組んでいます。現在、職員の構成は経験値の高低があり、中堅職員の層が希薄な為、若い職員を中堅へと育成する取組を進めています。具体的には、「自分が活躍できるのはどういう職場か」、「自分の得意なことは何か」「どうやって発揮するか」「どれだけできるか」を自分に問い・考え、発表することで、他職員が傾聴し、共感し、自己承認ができるよう、園長、副主任が中心となって育成に尽力しています。インスタグラムやICT化は若い職員が得意とする分野でもあり、その担当を任せる等、園長は人材の活用法と育成を真摯に考え実行しています。また、保育日誌や月案の手書きを廃止し、iPadやAndroid端末を活用しコドモン(保育園支援システム)で実施する際も、自分自身の保育に落とし込めているか等、思考力、行動力、責任感につなげられるよう育成に力を入れています。今後も継続した取組と共に、指導的立場の職員の充実を図り、主体的に保育に臨む層の厚い中堅保育士の育成に期待いたしております。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(14件)をひらく項目をとじる
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b・標準的一人ひとりに合わせた指導計画を作っている
原文: アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。(Ⅲ-2-(2)-①)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。