- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2026/01/28
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
森おひさま保育園の概要
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●森おひさま保育園(以下、当園という。)は、有限会社おひさま (以下、法人という。) が運営しています。法人の保育事業本部(以下、本部という。) は認可園3園と小規模園1園を運営しています。法人所在地は「横浜おひさま保育園」内にあり、区内の近隣に2園が位置しているため、相互に協力しやすい環境が整っています。また、磯子区役所をはじめとする行政機関がコンパクトに集まっていることから、効率的な運営が可能となっています。沿革としては、2000年10月に「おひさま保育園」として無認可保育園を磯子駅前トイザらス浜田ビル3階に開園しました。その後、2002年4月に横浜保育室の認定を取得し、2013年4月には法人として初の認可園である大岡園を開園しました。続いて、2014年4月に当園、2015年4月に磯子園、2018年4月に横浜園を開園し、現在に至っています。また、2015年4月には「おひさま学童クラブ」が「横浜おひさま保育園」に併設されました。 ●当園は、都心から程よく離れたアクセスの良い立地にあり、JR根岸線「磯子駅」から徒歩8分の閑静で落ち着いた住宅街のマンションの一角に位置しています。海が近く、緑豊かな公園も多いため、自然に恵まれた環境で、家族連れや小さなお子さんのいる家庭にとって暮らしやすい地域です。昔ながらの「町の買い物」や商店街の雰囲気を残すエリアも存在しています。人口は大きな増減はありませんが、世帯数は増加傾向にあります。 ●当園が開園した当時、磯子区では保育の受け皿が不足しており、特に0~2歳児の乳児保育に対する需要が高く、行政としても早急な整備が求められていました。当園は、こうした地域のニーズに応える形で設置された施設です。現在は、近隣の系列2園が認可保育園として運営されており、本園の連携施設として3歳児以降の保育を受入れています。また、行事や土曜日保育を系列の認可園と合同で実施することで、人員配置をより効率的に行える体制を整えています。 ●当園定員は9名で、0~2歳児を8名受入れています。園舎は3階建てマンションの1階部分を使用し、1ルームを保育園として運営しています。玄関を入ると、ほふく室、調理室、事務所、保育室を配置しています。施設長は、系列園での経験を経て今年当園に赴任しました。豊富な経験と前向きな姿勢、そして朗らかな人柄を生かし、人間関係を大切にしたチーム保育で、安定した園運営に尽力しています。 1.
一人ひとりを大切にした乳児保育の実践
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当園は定員9名の乳児保育園として、「一人ひとり」の興味や関心を丁寧に観察し、子ども自身が「やりたい」と思う気持ちを大切にしています。その思いを尊重し、次の成長へつながるよう、全職員で話し合いながら意見を出し合い、チームとして保育に取組んでいます。子ども同士の間にも自然と仲間意識が芽生え、限られた空間の中でも互いを意識し合い、刺激し合う姿が見られます。こうした関わりは、子どもの主体性の育ちにもつながっています。週日案は、日々の子どもの姿を観察して得たトピックを基に、職員全員で意見を出し合いながら作成しています。しかし、その日の子どもの興味や主体的な行動を最優先しているため、保育活動が計画通りに進まないこともあります。これは、子どもの主体性を尊重するという当園の大切な姿勢として、園全体で共有している取組です。 2.
食環境への興味づけ
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献立は、系列園の栄養士・施設長・保育士が協力して基本献立を立案しています。日本食を基本としつつ、行事や季節に合わせた料理、お楽しみメニュー、郷土料理等も取り入れ、子どもたちがワクワクしながら食文化に触れられるよう工夫しています。食材は国産を基本とし、旬の食材や地元産の「みうら食材」等を積極的に使用しています。これにより、子どもたちが地域の食材を知り、味わう機会を大切にしています。また、食材に触れるクッキング活動にも取組み、子どもたちにとって貴重な体験となっています。さらに、さまざまな環境での食体験を目的として、戸外給食「おひさま弁当」も実施しています。保護者には懇談会で試食していただき、子どもたちが日頃食べている食事の内容や栄養面を実際に確認してもらう機会としています。こうした取組を通じて、家庭との連携が深まり、食に対する理解や共有がより一層進んでいます。 3.
地域交流について
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当園はマンション内にあるため、外部からの視認性が低く、地域の方々に十分認知されにくいという課題があります。しかし、お散歩の際には近隣住民の方々や大家さん、マンションの住民の皆さまへ積極的に挨拶を行い、子どもたちとの自然な会話や職員との雑談を通して、日々温かな交流を深めています。こうした関わりを積み重ねることで、地域の方々にも当園の存在を知っていただき、親しみを持って見守っていただける関係づくりが進んでいます。また、公園では子育て中のご家庭とも積極的に関わりを持ち、子ども同士の触れ合いや保護者同士のつながりが生まれるよう働きかけています。地域の一員として、コミュニティの子育て支援に貢献できるよう、日頃から良好な関係づくりに努めています。 4.
園独自の中期計画および単年度計画の策定について
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中期事業計画及び単年度事業計画は、法人全体で策定され、定期的な振り返りを行いながら運用されています。これらの計画は、法人としての方向性や重点事項を示す重要な指針であり、当園にとっても大きな役割を果たしています。当園では、法人の中期計画を踏まえ、園として必要な事業の洗い出しや、現在抱えている課題、今後達成すべき目標を整理し、明確化する作業を進めています。これらを計画として文書化し、法人の方針と関連づけることで、園内の取組がより一貫性を持って進められることを期待しています。また、計画を職員間で共有し、全員が同じ方向を目指すことで、意識の統一が図られるだけでなく、一人ひとりが目標を持って業務に取組む姿勢にもつながります。結果として、職員のモチベーション向上にも寄与し、今後も計画の振り返りと改善を重ねながら、園の質の向上に努めていかれることを期待しています。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(26件)をひらく項目をとじる
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的園長の役割と責任がはっきりしている
原文: 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。(Ⅱ-1-(1)-①)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
c・改善に期待実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
c・改善に期待ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。