- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2025/03/15
- 受審回数
- 3回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
なごみ保育園の概要
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●なごみ保育園(以下、当園という。)は、JR南武線、京王線稲田堤駅から徒歩で10分程の緑豊かな住宅地の中にあり、開所43年の歴史ある保育園です。園の周りは菅住宅団地が立ち並び、多摩川にも近く、稲田公園(くじら公園)から菅の渡し跡、二ケ領上河原堰堤等、緑化センター多摩川散歩道等があります。園舎は台形の地を生かし、台形型の中庭を中心にした鉄筋コンクリート造りの建物で、1階に多目的ホール、中庭に面した2歳~5歳児の保育室、事務室、給食室を配置しています。2階は0歳、1歳児の保育室と屋上プールが設けられています。園庭は大きな木をシンボルツリーとし、多様な固定遊具を備え、子どもが伸び伸びと遊べる敷地を確保しています。定員は90名で、0歳~ 2歳児は年齢別保育を行い、3歳~5 歳児は3つの縦割りグループを編成し、異年齢保育と年齢別保育をバランスよく取り入れた保育を行っています。1階は中庭を挟んで2歳児と異年齢グループを配置し、2歳児は次の異年齢グループに向けて交流ができる体制作りを行い、保育に当たっています。 1.
「全園児を全職員で育てる」保育の実践
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当園は、1人のお母さんの「障がいのある子も地域のほかの子どもと遊ばせたい」という願いから始まりました。障害のある子もない子も、保護者も、保育者も、互いの違いを受け入れて共に育っていくこと。子どもの成長、子どもの幸せを第一に願い、協力し合い、感動を共にして悩み考えることで大人も育っていく「共に生き、共に育つ」を保育理念に掲げています。そして、この理念の下に子どもの自主性を育てる保育、必要に応じて臨機応変に対応できる「全園児を全職員で育てる」保育が行われています。各クラスの担任は0歳から2歳児まで3人、3歳児から5歳児まで2人が付く複数担任制にしています。幼児クラスは縦割り保育を行い、乳児クラスを含め、クラスや担任にこだわらない一人ひとりを大切にした保育を行っています。子どもたちが興味や発達に合う遊びを選べ、職員にとってはチームで保育をする安心感にもつながっています。職員アンケートでは「職員も保護者も温かい、みんなで成長を楽しんでいる感じがする。子どもがのびのびしている」、そして、今回の第三者評価利用者(保護者)アンケートでは「担任以外の先生でも子どものことをよく見て下さり、子どもと先生、親との信頼関係が築けている」との声が多く寄せられています。 2.
本物の食材で味覚、生活習慣をそだてるこだわりの食育
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当園では、成長途上にいる子どもたちにとって規則正しい生活習慣が大変重要と考えています。そして、食育に高い価値観を持って取組んでいます。当園は、完全給食であり、食材と味付けにこだわり、栄養バランスをきちんと考えた食事を提供しています。食材は、安全で品質の高い、無添加の国産の旬のものを使用し、地域の肉屋、魚屋、八百屋等の専門店から購入しています。味付けは薄味を推進し、「鰹節、いりこ、鶏ガラ」を使用し、丁寧に出汁を取り、素材の味を大切にして調理しています。また、毎日必ず果物を提供しています。子どもたちに「素材の味」を伝えることを大切にし、日頃から本物の食材に触れる機会を設け、畑で野菜を育て・食べる機会の設定や、豊かな食育行事(味噌作りやサンマの解体ショー、乳児も食材に触れ、ほうれん草ちぎりやきのこ割き等)を実施しています。そして、鶏ガラで出汁を取り、ルーから作る「なごみカレー」は大人気メニューであり、バザーでも販売し卒園児が食べに来ます。保育参加では、保護者に給食を提供し、給食アンケートを実施して情報収集すると共に、保護者と給食室の交流を図り、園の食の理解を促しています。毎月、「給食だより」、「食育だより」を発行し、保護者に情報提供し、家庭の食育にもつなげています。 3.
自然を取り入れた保育に相応しい園舎
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なごみ保育園は、子どもたちが伸び伸びと安心して過ごせる園内の環境作りをして、子どもたちに健全な心と生活習慣を持たせる保育活動に取組んでいます。さらに保育活動から生ずる様々な環境負荷の抑制、エネルギーや資源の消費の抑制、リサイクル活動等、子どもたちと一緒に取組み「環境を育てる保育」を目指しています。園舎の設計時点では、自然光と風の通り道を考慮し、日々の落ち着いた時間、あるいは活発な活動を生み出し、支える生活の場を作り出すことがテーマでした。そこで、園舎には中庭を取り入れ、保育室の日照、通風条件を良くする、中庭を廻るテラスと共に多様な利用が可能、事務室、保育室から見通しも良く、園庭からの風やほこりから保護された遊びの空間となっています。園庭には、現存する樹木を極力残して木製の遊具を設置し、隣の児童公園と連結しています。さらに、建物周辺には樹木、草花を植え、園庭周りには軽やかなフェンスをまわして雰囲気を和らげています。園舎は、開放的で保育室の窓は大きく、天井が高く、中庭は1階フロアの各保育室からも見えるので協力して保育が行え、風通しも良い環境です。園庭、中庭、屋上と、園内に戸外で遊ぶ場が多くあるので、乳児は散歩に出かけず安全に十分な戸外遊びができています。園舎内には、保育室以外にも屋上・ビオトープ・かめ奥室・多目的ホール・絨毯コーナー等の場所があり、個々が安心して過ごせる場としても活用されています。 4.
中・長期的なビジョンと計画
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事業計画の策定については、最初に、中・長期的に事業を継続する上での理念や基本方針の実現に向けた目標(ビジョン)を明確にします。そして、そのビジョンを、今年度、次年度、次次年度と分け、その年度にできることを3年~5年間に亘って具体的に明示することが中・長期計画の策定です。当園の中・長期ビジョンとして今回の基本情報に掲げられている項目は、「地域子育て支援(かもめグループ・トイライブラリー)の充実と参加者や口コミを入園希望につなげる」「新人育成の体制作り(指導者側にも分かりやすく、手ごたえを一緒に感じられるシート作り)」「次世代リーダーの育成」「職員の保育力・保護者支援のさらなる向上(意見や思いを伝えやすい場作り)」「書類等のICT化や簡素化を行い、職員の負担感を軽減」となっています。そこで、今回掲げられている中・長期ビジョンを3~5年の中・長期計画として、年ごとに令和6年に行う項目と内容、令和7年、令和8年へと分けて計画を策定されることが望まれます。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
全45項目よい水準(a) 40/45項目
福祉サービスの基本方針と組織よい水準(a) 8/9項目
組織の運営管理よい水準(a) 16/18項目
適切な福祉サービスの実施よい水準(a) 16/18項目
「よい水準」でなかった項目(5件)をひらく項目をとじる
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。