- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2025/04/15
- 受審回数
- 2回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
出来野ルーテル保育園の概要
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●出来野ルーテル保育園(以下、当園という。)は、平成25年に川崎市から民間移管として社会福祉法人イクソス会(以下、法人という。)が運営・管理を行っています。法人は、横浜市に4園、川崎市に2園の認可保育所と学童保育施設(ルーテル学童保育会)を運営しています。法人全体で、キリスト教の教えを中心にして、神が私たちを愛してくださっているように、私たちも隣人を愛していくことを日々行うことに努め、保育に当たっています。 ●当園は、京浜急行線「東門前駅」、または「大師橋駅」から徒歩7分の住宅地の中にあります。道路向かいには川崎市立大師中学校があり、災害時の避難場所になっています。園舎は、鉄筋コンクリート2階建てで、各年齢の保育室の他、一時保育室、地域子育て支援センター「できの」があり、保育園の専門性を生かした地域の子育て支援をサポートしています。また、広い園庭を有し、子どもたちが伸び伸び遊べる環境です。 ●当園の定員は90名、0歳~5歳児までの保育を実施し、現在85名の園児が在園しています。保育室内は明るくゆったりとした造りで、1階に3歳~5歳児クラス、地域子育て支援センター、2階に0歳児~2歳児クラス、一時保育室があります。全職員は保育理念の下、子どもの自主性を育てるモンテッソーリ教育を導入し、一人ひとりの園児と向き合い、子どもの自主性・個性を尊重した保育を実践し、子ども・職員共に笑顔が溢れる保育園です。 1.
キリスト教保育とモンテッソーリ教育
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当園は、キリスト教保育とモンテッソーリ教育を保育の柱に、子どもの自主性を育てる保育を展開しています。全職員はキリスト教精神に基づき、一人ひとりの子どもの気持ちを受け止め、寄り添い、子どもを尊重した保育を心がけ、マニュアル「キリスト教保育課程」、「モンテッソーリカリキュラム」に則り、保育実践に生かしています。キリスト教保育では、1歳児からミニ礼拝の「サークル」が始まり、3歳児から朝夕の「礼拝」が行われ、祈りが捧げられます。蝋燭を灯しての朝の礼拝は、とても厳かで「聖句」を唱え、賛美歌を歌う子どもたちの顔は自信に溢れ、生き生きとしています。モンテッソーリ教育では年齢に応じて「日常生活訓練」、「感覚教具」が導入され、4歳児から知的成長に伴い幅広い教具(言語、数、生物、地理、音楽等)に触れ、目的を持って取組んでいます。当園では、その他に外部講師による「絵画指導」や英語に親しむ「国際の時間」を設けています。何れも子どもの成長・発達を見据えて、興味・関心を広げ、子どもが自ら「やってみたい!」と自発的に取組めるよう環境を整え、自主性を育むことにつながっています。今回の利用者(保護者)アンケートでも「子どもに寄り添った保育」、「子どもの性格や発達に応じている」、「教育方針がしっかりしている」、「楽しく毎日を過ごしている」等々の意見が多く寄せられ、保育への満足の高さが窺えます。 2.
職員研修からの学びと保育実践
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当園の保育実践を進めるために職員は各種の研修を受講し、自己研鑽に努めています。中でも園内研修として3グループに分かれ、題目「よりよい保育のために」について検討・討議を重ね、結果をまとめて園内及び法人研修会で発表しています。保育実践のポイントとして、目に映る子どもの姿だけではなく、子どもの内面にどのような力が育まれたのか、どのような関わりが今後の成長に必要か等、職員間で話し合い保育計画に反映させ実践に取組む体制で、保育の質の向上に向けたPDCAサイクルができています。また、キリスト教保育の研修では、系列園の園長(牧師)より、毎月の「聖句」についての話を聴き、聖書の内容の理解と共に、子どもへの伝え方等を研修しています。モンテッソーリ教育では、視点「こどもの見方」を職員間で共有し、子どもが満足するまで教具に触れ「教具への集中化」ができるよう傍で見守り、援助する体制を敷いています。利用者(保護者)アンケートでも「園長先生が穏やか」、「先生の雰囲気、優しさ」、「子どもも先生が大好き」等、高い評価を受け、明るく和やかな職員集団であり、チームワーク良く保育が展開されています。 3.
食育の推進
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栄養士が作成した「年間食育計画」に基づき、食育を各年齢の年間指導計画・月間指導計画に位置付け、食事がより楽しめるように取組んでいます。栄養士を中心に食育指導を行い、各年齢の年間目標・ねらいに沿った食育活動を進めています。毎月の食育では、各クラスに栄養士が巡回し、食材の話・マナー・三色栄養・朝食の大切さ等を図解等も使い、分かりやすく話しています。給食の食材は、地元の業者から仕入れ、生鮮食品は朝搬入のものを調理しています。子どもたちに旬の食材に触れさせ、色、形、硬さ、匂い等を感じさせると共に、菜園活動(野菜の種まき、水やり、収穫)を通して、食を身近に感じられるよう工夫しています。当園の給食室は、ガラス窓越しに調理の様子が良く見え、日頃から栄養士や調理員とのコミュニケーションが図られています。毎月の献立には子どもたちの声を反映させ3月は年長児のリクエスト献立が人気です。季節に応じた手作りおやつもユニークで、さつまいもを収穫した際には、スイートポテトに子どもたちが思い思いにポッキーを刺し、レーズンで目をつけ、「ハリネズミ」を作って美味しく食べていました。「楽しく美味しく食べる」をモットーに食育活動を展開しています。 4.
地域支援の推進・人材育成
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当園では地域子育て支援センター「できの」を併設し、保育園の専門性を生かした地域の子育て支援をサポートしています。調査日にも多くの親子が来所し、経験豊かな専任保育士が育児相談に応じ、和やかな雰囲気を醸していました。来所者数は毎月350人(述べ人数)を超える人気です。実家が遠い母親にとっては、心の拠り所となっているようです。核家族化の中で、孤立した子育てにならないよう、情報交換や交流の場となり、「元気をもらえる場所」としてイメージしてもらえるよう努めています。保育園児たちとも曜日を決めて一緒に遊ぶ等、交流が図られています。多様化する子育てニーズにも応えて行けるような体制作りも必要と思われます。当園では経験豊かな職員が多い反面、保育を継承する人材確保・育成が課題と捉えています。当園の保育内容をアピールし、賛同して入職する職員を増やすと共に、法人の育成計画への取組及び、さらなる働きやすい環境作りに期待いたします。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(22件)をひらく項目をとじる
b・標準的理念・方針を職員や保護者に伝えている
原文: 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。(Ⅰ-1-(1)-①)
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的入園希望者に情報を提供している
原文: 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。(Ⅲ-1-(2)-①)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的一人ひとりに合わせた指導計画を作っている
原文: アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。(Ⅲ-2-(2)-①)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。