- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2025/04/16
- 受審回数
- 1回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
クレアナーサリー向ヶ丘遊園の概要
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●クレアナーサリー向ヶ丘遊園(以下、「当園」という。)は、託児サービス、シッター派遣(産褥ケア、院内保育、産褥シッター等)、家事代行、幼児教室等の事業を広く展開する、株式会社アルファコーポレーション(以下、「法人」という。)が運営する6つある認可保育園の1つで、平成27年4月に開園されました。法人本部は平成3年4月に設立され、本社を京都市に置き、首都圏・東海・関西・九州で各種サービスを展開しています。同法人のビジョン・世界観は「わたしたちは常に未来を見つめています」の言葉で表現され、常に変化する社会の課題に未来志向のマインドで、人と子どもが主役となり未来を創り出し続けることを目指しています。 ●当園は、急行電車も止まる小田急線の向ヶ丘遊園駅から徒歩3分の駅前商店街の中に位置し、鉄筋コンクリート造りの3階建てのビルの1階部分と2階部分を園舎としています。3階部分はマンションとして別入口から入る住宅となっています。当園の南側にある園庭の先には介護付き有料老人ホーム(ベストライフ向ヶ丘遊園)があり、隣接しているので異世代交流や世代間レクリエーションを通した地域交流もあり、避難場所としても老人ホームとの連携があります。当法人の保育事業は認可保育所や企業主導型保育所、幼児教室等の多様な子育て支援サービスを提供しています。その中の当園は「駅チカ、少人数制」の認可園の保育園で、駅前でありながら落ち着いた環境で、全ての子どもと保護者一人ひとりと、ゆっくり・じっくり関わり合えるように少人数保育を積極的に導入しています。 ●法人は「未来に向かう『生きる力』を共に育む」を保育理念として掲げ、行動指針として「一人ひとりの子どもを尊重し、主体的に活動できる環境づくりを重視」しています。基本方針として、「子どもの多様な感情を受け止める」「一人ひとりに応じた健やかな育ちに向けて援助する」「様々な体験や経験の機会を創る」、を毎日の保育活動を通して実践しています。広い園庭にはウッドデッキが付けられており、保育室の壁の一部にはスライディングウォールを採用し、区分けした各年齢の部屋と同時に、開放すると大きな空間となり、大人数の催しや動きができる部屋の造りになっています。2階に続く階段も開放的で、天井も高く採光も良く、気持ちの良い空間演出になっています。セキュリティ面でも万全な対応がされており、駅前という利便性と、贅沢で充実した保育環境を両立した認可保育園として、地域の子どもにも保護者にも親しまれる園となっています。また、保護者のライフスタイルに寄り添って延長保育も行われており、保育時間は朝の7時から夜の20時までとしています。 1.
各種のマニュアル類や規程の整備
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「人権と虐待~虐待対応マニュアル~」や「健康管理マニュアル」や「散歩・園外保育マニュアル」を始めとして、「BCP(大震災・水害)」は最新の状態になっています。これらは全てリスクマネジメントに直結するマニュアル類であり、様々な視点から重要な資料に位置付けられます。例えば、健康管理マニュアルにおいては単なる健康診断や歯科健診だけでなく、「睡眠時安全」「水遊び・プール遊び」「消毒・清掃」「投薬・抗けいれん剤」「感染症」「虫刺され」等、広範囲に渡る様々な決まりや手順が明文化され、現場で運用されています。その他、「人数確認マニュアル」「運営管理基準」等、多くの管理規定が整備されています。園オリジナルのもの以外には、川崎市の保育の質ガイドブック(川崎市こども未来局)、川崎市の保育の質ガイドブック事例集(同左)、保健所における感染症対策ガイドライン(子ども家庭庁)、教育保育施設等におけるプール活動・水遊びに関する調査、事故発生時の対応のためのガイドライン、保育所における食事の提供ガイドライン(厚労省)、保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(同左)、川崎市保育施設における食物アレルギー対応マニュアル(こども未来局保育・子育て推進部)等、行政や国から出されているガイドラインに準拠した保育活動を行っています。 2.
保育と融合した食育活動
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当園では、栄養士が調理以外にも日常保育に従事しており、食育活動を保育の日課として企画・実施しています。幼児は栄養士や保育士と一緒に調理を行い、乳児には食材を触って五感で感じてもらうようにしています。また、食材を別の視点で捉え、関心・興味につなげ、例として「玉ねぎを使った染め物」等の制作にも取組んでいます。子どもたちは目をキラキラさせて好奇心を湧き立たせ、家庭では中々味わえない、保護者も感心する体験ができています。栄養士は、時々ご飯の型を変えたりして、常に工夫を凝らし飽きのこない食事を提供しています。調理活動では、地域の「川崎餃子」(かわさき餃子舗の会推進)を、職員も総出にて給食で食す餃子を160個ほど作ったことがありました。単に作るだけでなく、その様子を食事の前にワクワクするような形で話し、子どもたちの気持ちが盛り上がった状態で餃子を食べ、子どもたちはどんどんおかわりする等、楽しい取組が行われています。当園のおやつも、市販のお菓子は用いず、全て手作りのものが提供されています。例えば「おはぎ」は小豆を煮るところから始まり、餡も甘みを抑えて健康的に手作りとし、でき上がった「おはぎ」はこの園でしか味わえないものが提供されています。和風のおやつと洋風のおやつをバランスよく献立され、評価訪問日のおやつは、手間のかかるフラップジャック(英国伝統菓子)が手作りで出され、子どもたちは満足しながら美味しく食べていました。園の基本方針の「様々な体験や経験の機会を創る」が正に実践されています。 3.
子どもに向き合った丁寧な保育の実践
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園長は、「丁寧な保育を行いたい」という強い思いを持ち、職員は、園長のリーダーシップの下、常に子どもたちに向き合った保育を実践しています。家庭とも密接に連携を図り、基本方針の「一人ひとりに応じた健やかな育ちに向けて援助する」と「子どもの多様な感情を受け止める」を、保育現場で具体的な行動で進めています。保育の質を向上するための課題の1つに、「基本的生活習慣を身につける」、「施設設備の衛生管理」等を挙げています。日々、保育の現場は忙しく回る中、物品(機械等)等をつい雑に扱ってしまう場面において、原則に立ち戻り「物を丁寧に取り扱う」、「使った後はきちんと片付ける」、短時間でも「整理整頓の習慣をつける」を、改めて考えるよう、園長は機会があるごとに職員に伝え、振り返りができるように促しています。また、園長は、「クリンリネス」(清潔な状態を保つための作業)を重要視し、感染症防止対策上にも大きな成果につながるとされており、クリンリネスの考え方を職員に伝え、保育・園生活への定着を推進しています。この姿勢が、ひいては子どもに対しての「丁寧な保育」の実践であり、保護者との丁寧なコミュニケーションの実現につながってきます。当園は、職員同士の関係性が非常に良く、園長のフォローアップ、リーダーシップが秀逸であり、さらに、子どもたちに向き合う「丁寧な保育」が定着と共に実践されていくことが期待できます。 〈改善点〉 4.
各種計画と職員の育成
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中・長期計画が3年括りになっており、1年ごとにスライドして3年間が巡らされていく計画になっていません。毎年々スライドしながら3年間の中・長期計画を策定された方が好ましいでしょう。また、全体的な研修計画は用意されていますが、個人別の研修計画が未整備になっています。「職員一人ひとりの育成計画」を園長が作成し、それを基に「個別の研修計画」を策定していくことが望ましいでしょう。さらに、資格取得に対する時間確保、経済的支援も人事制度に取り入れていかれることを期待します。また、MBO(目標管理)と人事評価(スキル及びコンピテンシーの両方)、給与等との連動も、「見える化」を図ると誰もが納得し、目標が明確になることで業務の質がより向上し、モチベーションにもつながると考えますので、取組に期待いたしております。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(20件)をひらく項目をとじる
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
c・改善に期待実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
c・改善に期待ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的感染症に備えている
原文: 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(5)-②)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。