- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2024/11/11
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
ぶどうの実第2さぎぬま園の概要
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●ぶどうの実第2さぎぬま園(以下、当園という。)は、株式会社ぶどうの木(以下、法人という。)の運営です。法人は、川崎市で6園の認可保育園と学童保育を運営し、理念『シアワセな未来を創るひとを育てる』に基づき、子どもたち一人ひとりの成長を丁寧に育む保育を提供しています。大きな粒のぶどうの実がたわわになったぶどうの房が、大地に強く根を張ったぶどうの木に支えられるように、それぞれの子どもの個別ニーズと家庭のニーズにきめ細かく対応し、柔軟な保育サービスを提供すると共に、地域に根差したトータルな子育て支援を目指しています。 ●当園は、東急田園都市線「鷺沼駅」から徒歩11分程の閑静な住宅地の中に位置しています。道路を挟んで法人系列園の「鷺沼園」があり、行事や普段の保育の中でも交流する環境が整えられています。園舎は、鉄骨造り2階建で、木の温もりが感じられ、日差しが差し込み、明るい空間が広がっています。園庭や屋上園庭も有しています。 ●当園の定員は60名、0歳~5歳児までの保育を実施し、現在59名の園児が在園しています。保育目標「一人ひとりを大切にする子ども主体の保育」を掲げ、年齢に関係なく好きなこと・得意なことが楽しめるように環境設定を工夫しています。職員は、「みんな違ってみんないい」をモットーに、子どものありのままの姿を大切にし、法人の異年齢保育「ごちゃドバ(楽しい事がドバドバ出てくる)」を実践し、「毎日楽しくてしかたない!」と子どもたちが輝ける保育を目指し、園長をはじめ、職員の笑顔が輝く保育園です。 1.
子ども主体の保育
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当園では、「子どもが中心」を視点に、毎日の保育活動を実践しています。子どもの成長段階に合わせた年齢区分を設定(種の時期:0歳~1歳半 芽の時期:1歳半~3歳 苗の時期:3歳~6歳)し、成長の根を育むために4つのポイント「安心感」・「達成感」・「自尊心」・「共感」を大切にした保育実践です。低年齢児期は、安心して生活し、楽しく過ごせるよう、保育士は子どもの仕草や表情をキャッチし、一人ひとりにやさしく丁寧に関わっています。幼児期では、年齢別保育と異年齢保育「ごちゃドバ」を組み合わせた保育を実践し、「子どもが楽しく遊べていたか、満足していたか」を振り返りのポイントとしています。職員は常に子どもの思いを聴き、子どもの気持ちに寄り添った保育実践ができるよう努めています。調査日に3歳児が「プランボード」(遊びたいコーナーを選択)で迷っていた時、保育士は傍でそっと見守り、その子の表情を見極めて声掛けをし、子どもが自分から遊びを決定した時は、笑顔が溢れ、遊びのコーナーへ駆けていきました。また、「お迎えボード」を設置し、降園時間を子どものマークで表示し、子ども自身で時間を意識して、遊び・片づけ・身支度等、一日の見通しが持てるようにしています。当園の子どもたちは、保育士を「○○さん」、園長は「ママ先生」と呼び、先生という立場からの大人目線で子どもを見るのではない、「大人と子どものフラットな関係」作りが成されています。「みんな違ってみんないい」をモットーに、「頑張らない保育」・「楽しい保育」を目指し、職員と子どもたちで保育を楽しんでいます。 今回の利用者(保護者)アンケートでも「子どもの自主性を尊重」、「子ども第1に考えている」、「一人ひとりを丁寧に見ている」、「子どもがやりたい事を実現」、「理念通りの保育を実践」等々の意見が多く寄せられ、満足の回答率94%と高い評価を得ています。 2.
多彩な保育プログラム
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法人では「生きる力の土台を育む保育の柱」として、セカンドステップ(米国NPO開発プログラム)や、レインボータウン「まちをつくっちゃおうプロジェクト」を幼児教育に導入しています。また、海外(ネパール、フィリピン、スリランカ)の里子3名に支援を行い、多様な文化を学ぶ機会を提供しています。当園では、4歳児からセカンドステップに取組み、子どもたちのトラブルをパペット(指人形)で分かりやすく表現し、その時々の感情を子どもに問いながら、「相互の理解」・「問題解決」・「怒りの扱い」について学び、社会適応力を高めています。年長児は、レインボータウンで自分の「好きなこと、やりたいこと」を仕事にし、「達成感」や「役に立つ自分」を実感できるよう取組んでいます。調査日は、幼児クラスのプロジェクト保育「忍者」が始動し、至る所に「忍者」の影があり、子どもたちは、昨日作った「おだんご」の数が減り(19個から16個に)、巻物の手紙を発見し、「3個ないよー!」、「何か書いてある」、「もしかして忍者がいる?」等々、驚きと興奮でワクワクが止まりません。また、その後の活動(忍者に入門、修行、絵巻をゲット等)につながり、今後の展開が楽しみです。その他「ハッピーDAY」(親子の運動遊びの会)、「ハートフルDAY」(子どもの楽しい姿を披露)等に取組み、楽しい保育を展開しています。 3.
食育の推進
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給食を『ぶどうの愛情ごはん』と称し、食育に力を入れています。献立は、味覚の形成時期の子どもたちに「ダシの味が分かる子どもに育てたい」との思いから、和食を中心としたメニューです。ダシは、3種類(煮干し、鰹節、昆布)から丁寧に取っています。お米は、分つき米(秋田、山形)を採用しています。各年齢の食育活動に応じて、子どもたちに体験(食材に触れる、菜園活動で野菜の生長を感じる、クッキング等)を通し、食を身近に感じられるよう取組んでいます。今年度は「ぶどうのカレー」がメニューに加えられ好評であり、和をベースとした「カレー」仕立てで、野菜をダシで煮、トロミは玉葱を蒸してペースト状にしたものと米粉(小麦アレルギー児への配慮)&カレー粉で調理されています。クッキングでは、子どもたちが育てた夏野菜(トマト、ピーマン、ナス、キュウリ、バジル等)を基に、子どもたちの要望に応えてピザ作りをしています。年長児は親子でピザを作り、試食会を楽しんでいます。また、レインボータウンの取組で、子どもの要求「ケーキ屋さんをやりたい」に応えて、栄養士が子どもと一緒に対話しながら、計画・実行しています。その他、梅ジュース、味噌作り等、食文化を伝える取組もしています。今回の利用者(保護者)アンケートでも満足回答率85%という高い評価を得ています。 4.
人材確保・育成・定着への取組
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事業経営上の課題として、人材の確保・育成・定着を挙げています。この課題は当園に限らず、保育園運営上に共通するものと思われます。園長は、一人ひとりの職員とのコミュニケーションを図ると共に、ワーク・ライフ・バランスに配慮した取組を行っています。ICT化を図り、残業要因となる事務作業は、勤務時間内で処理できるよう配慮しています。また、有給休暇が取りやすく、急な休みにも対応できるような職員体制に努めています。当園の定員は60名ですが、常勤18名、非常勤10名が配置され、支援が必要な子どもに1対1で寄り添う保育ができています。職員は「やりたい保育ができて楽しい!!」と笑顔です。子どもと職員はもとより、保護者とも「みんなで子育て」をモットーに、フラットでオープンな関係作りが成されています。今後も「ぶどうの保育は楽しい~働きたい」と思われるよう「ぶどうの木のブランディング化」に向けた取組に期待します。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(15件)をひらく項目をとじる
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。