- 評価した機関
- 株式会社評価基準研究所
- 評価結果の確定
- 2024/02/08
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
特に評価の高い点
評価機関の記述 1
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1)「一度決めたことにこだわらない」を意識した保育計画の策定と実践がされている 特に幼児クラスでは子どもたち同士で話し合うサークルタイムや朝の会など、子ども達が普段から意見を述べ合う機会をなるべく多く持てるよう工夫がみられる。担当職員らが前もって立てた計画であっても、子どもたちと意見を交換すると当初の計画通りにいかないこともある。しかし、職員はそれを良しとし、児童が主体的に物事に取り組めるよう実践されている。本当の「主体性」を実践することは業界においても簡単なことではないが、当園では、職員一人一人の意識が高く、理想実現に向けて積極的である。「他人を気遣う」など社会性において発展途上の幼児期において、保育者がバランスよく見守り、主体的でありながら学びともなるよう支援している。 2)障害の有無にかかわらずどの子にも寄り添うことを意識した行事計画となっている 一般的に言う“運動会”や“生活発表会”にあたる行事を当園でも実施しているが、当園では「成果重視」ではなく「プロセスを重視」した行事計画が今は実践されている。過去に行った一斉に同じ種目に取り組むタイプの運動会での子ども達の様子から園独自に教訓を引き出し、現在の行事計画に反映している。例えば現在の“生活発表会”においては、子どもたちの得意分野や苦手分野を子どもたちを交えて会議し、それぞれの特性や気持ちに寄り添った総合的な演出を子どもたちと考えている。子どもたちにとって新鮮な“裏方業務”なども情報として提供し、「やりたい」気持ちを引き出している。一斉と自由のバランスが上手に保たれ、多誰も取り残さない保育の実践が見られる。 3)小学校や学童クラブとの連携や同学区の他の保育園との連携が進められている 開園から3年目にもかかわらず、すでに小学校や学童クラブ、近隣他園との連携が見られる。進学をふまえ小学校からの情報を保護者に共有したり、児童とともに学童クラブに見学に行ったり、近隣他園の同級生にあたる児童同士の交流の機会を作り、子どもたちが進学後の自分たちを少しでもイメージできる機会を創出している。11月ごろには保護者と進学を踏まえた面談を実施し、進学にかかわる悩みのヒアリングや相談を受け付けている。保護者と一緒に就学前の準備を整える園の姿勢を示すことは、卒園後の先を見据えた子育て支援となっている。
改善を求められる点
評価機関の記述 1
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1)理念や方針の周知について達成基準を設け、着実な取り組みによって理解を深めていくことに期待する 開園当初から公立園からの移行に伴い、園の理念や方針、保育方法について保護者への説明に努めてきた。園内掲示、重要事項説明として説明、連絡帳アプリケーションへの掲載、ピノキオ会議(懇談会)や行事での説明などに努めている。職員にも法人・園内研修、自分の言葉で伝える機会を設けるなど日常的に取り組んでいる。しかし、全ての人が十分に理解しきれていないことを園長は課題と認識している。すべての保護者・職員に十分に理解を得ることは困難な事であり、各自の理解度合いにはばらつきが生じることを前提として考えなければならない。今後は、ポイントを絞り込んで伝えたり、達成度合いの目標を設定し評価して次期の対応を検討するなど、理念や方針の周知に向けて着実な取り組み方法を確立していくことを期待する。 2)園独自の中長期計画、単年度事業計画、事業実施(取り組み)のための計画、評価、フィードバックが一貫した仕組みの確立が求められる 公立園から移行して2年目であり、新しい保育へ変更することに対する保護者理解の獲得、職員体制の安定化、子育て支援事業、地域関係機関との連携体制の構築など単年度事業計画に基づいて様々な取り組みを行ってきた。取り組みは成果を出しており、取り巻く環境への対応も安定しているように見受けられる。さらに新たな取り組みや挑戦も検討している。これらの状況を踏まえると、将来に向けた方向性を検討する段階に来ていると推察できる。今後は、園の長期展望に基づいた中長期計画を作成し、これに基づいて単年度の事業計画、さらに事業実施計画を作成することが求められる。それぞれの計画は、計画ごとにPDCAサイクルの仕組みで評価(事業報告)し、各計画を連動させて一貫性を持たせることが求められる。 3)長期的な展望を踏まえてリーダー職員の育成をより積極的に行うことに期待する 法人ではリーダー職員を育成するための研修を行っており、園からも対象者が参加している。目標管理による職員育成項目にリーダー職員向けの項目があり、より内容を充実させる予定がある。また、毎月CAM(コーチアンドミックス)会議を行い、園長がマネジメント的な視点で副主任の育成を行っている。一方で、法人の中長期計画には新たに園を新設する予定があり予定に合わせてリーダー職員を育成する必要性が予想される。また、今回の調査では園長の業務量が多い様子が伺えた。今後は、例えば事業継続計画の中で定めている園長の代理職員が日常的に実践を通して訓練をしたり、一般職員にリーダーの権限を委譲し実務を行いながら育成を行うなど、さらに一歩踏み込んだ取り組みが望まれる。また、園長などリーダー職の魅力を発信するなど、職員の意識喚起にも期待する。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(45件)をひらく項目をとじる
b・標準的理念・方針を職員や保護者に伝えている
原文: 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。(Ⅰ-1-(1)-①)
b・標準的園を取り巻く状況を把握している
原文: 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。(Ⅰ-2-(1)-①)
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的計画を実行し見直す仕組みがある
原文: 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。(Ⅰ-3-(2)-①)
b・標準的計画を保護者に伝えている
原文: 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。(Ⅰ-3-(2)-②)
b・標準的保育の質を高める仕組みがある
原文: 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。(Ⅰ-4-(1)-①)
b・標準的評価をふまえて改善している
原文: 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。(Ⅰ-4-(1)-②)
b・標準的園長の役割と責任がはっきりしている
原文: 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。(Ⅱ-1-(1)-①)
b・標準的法令を守る取り組みをしている
原文: 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。(Ⅱ-1-(1)-②)
b・標準的園長が保育の質の向上を引っぱっている
原文: 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-①)
b・標準的園長が運営の改善を引っぱっている
原文: 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。(Ⅱ-1-(2)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的働きやすい職場づくりをしている
原文: 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。(Ⅱ-2-(2)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的研修の方針と計画がある
原文: 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。(Ⅱ-2-(3)-②)
b・標準的研修の機会が確保されている
原文: 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。(Ⅱ-2-(3)-③)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的運営の情報を公開している
原文: 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。(Ⅱ-3-(1)-①)
b・標準的公正・透明に運営している
原文: 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。(Ⅱ-3-(1)-②)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的関係機関と連携している
原文: 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。(Ⅱ-4-(2)-①)
b・標準的地域のニーズを把握している
原文: 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。(Ⅱ-4-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的子どもを尊重する共通理解がある
原文: 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。(Ⅲ-1-(1)-①)
b・標準的子どものプライバシーを守っている
原文: 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。(Ⅲ-1-(1)-②)
b・標準的入園希望者に情報を提供している
原文: 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。(Ⅲ-1-(2)-①)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的子どもの満足を高める仕組みがある
原文: 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(3)-①)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的相談・意見にすばやく対応している
原文: 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。(Ⅲ-1-(4)-③)
b・標準的事故を防ぐ体制がある
原文: 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。(Ⅲ-1-(5)-①)
b・標準的感染症に備えている
原文: 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。(Ⅲ-1-(5)-②)
b・標準的災害に備えている
原文: 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。(Ⅲ-1-(5)-③)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
b・標準的手順を見直す仕組みがある
原文: 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。(Ⅲ-2-(1)-②)
b・標準的一人ひとりに合わせた指導計画を作っている
原文: アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。(Ⅲ-2-(2)-①)
b・標準的指導計画を定期的に見直している
原文: 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。(Ⅲ-2-(2)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b・標準的記録の管理体制がある
原文: 子どもに関する記録の管理体制が確立している。(Ⅲ-2-(3)-②)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社評価基準研究所 による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。