- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2025/12/16
- 受審回数
- 3回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
湘南アイルド茅ヶ崎保育園の概要
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●湘南アイルド茅ヶ崎保育園(以下「園」という。)は、神奈川県の中央南部、湘南海岸に面した茅ヶ崎市に位置しています。園はJR東海道線「茅ヶ崎駅」北口から徒歩約3分の商業地にあり、国道1号線(東海道)や茅ヶ崎市役所にも近接しているため、交通や利便性に優れています。商業地の中にありながら、メインの商店街から一筋奥に入った場所にあるため、周囲に高層建築物がなく、日当たりや風通しに恵まれています。また、騒音もほとんど感じられません。さらに、近隣には茅ヶ崎中央公園をはじめ複数の公園があり、子どもたちが安心して遊べる環境が整っています。 ●園の運営主体は、株式会社湘南悠遊倶楽部(以下「法人」という。)です。法人の本部は園内に設置されており、園と事務室を共用しています。法人が経営する施設は当園のみであり、一法人一施設の運営形態をとっています。当園は、神奈川県内に営業拠点を有する湘南信用金庫が、遊休資産の有効活用を図ると共に、地域の未来を担う子どもの育成と、子育てを支える保護者の支援を目的として、2000(平成12)年に開設されました。その後、2014(平成26)年に定員80名の認可保育所となり、現在に至っています。 ●園舎は、湘南信用金庫茅ヶ崎営業部別館2階から4階を使用しており、エントランスのみ1階を利用しています。延床面積は778.77㎡で、その内保育室は416.54㎡を占め、広々とした空間を確保しています。クラス編成は0歳児から5歳児までの6クラスで、定員は0歳児3名、1歳児・2歳児各12名、3歳児17名、4歳児・5歳児各18名、計80名です。園舎の2階は、3・4・5歳児の保育室、厨房、事務室、ミーティングルーム、トイレ。3階は、0・1歳児及び2歳児の保育室、ホール、トイレ。4階は92.12㎡のプレイルームで構成されており、園庭はありませんが、4階のプレイルームを活用し、雨天や酷暑の日でも運動ができる環 境を整えています。園では乳児保育、障害児保育、延長保育を実施している他、地域子育て支援事業として、4階プレイルームを開放し、毎年8月から翌年3月まで1~2回「すくすく広場」を開催しています。交通の利便性、プレイルームの充実、近隣公園の存在等から人気が高く、茅ヶ崎市内各所から園児が通園しています。 1.
のびのびと子どもの主体性と感性を育む保育
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園では、保育目標の一つに「自ら考え、学び、行動できる子ども」を掲げています。オープンな施設環境と豊かな自然環境の中で、子どもたちがのびのびと過ごしながら、感性と主体性を育む保育を行っています。乳児は月齢に応じたクラスで交流を深め、幼児はクラス活動と異年齢児交流活動を柔軟に組み合わせることで、自発的な関わりを育んでいます。玩具は子どもが手に取りやすいように配置し、主体的に遊べる環境を整えています。全クラスで午前中に公園等で戸外活動を行い、天候の悪い日にはプレイルームで自由に走り回り遊ぶことができます。雨天でも十分に活動できる環境が整っていることは園の大きな利点です。戸外活動ではポケット図鑑を活用し、草花や昆虫等の観察を行っています。また、「サークルタイム」を設け、子どもたちが遊びを話し合いで決める等、遊びや食育、公園の選択においても子どもの意思を尊重しています。さらに、アクティブラーニングを重視し、例えば「カマキリを飼いたい」という子どもの発言から、育て方を調べ、実際に飼育し記録を残す活動を行っています。こうした体験を通じて、子どもたちは自然の中で多くを学び、感性や主体性を育んでいます。 2.
安心・安全な保育環境の確保
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園では、中・長期目標として「園児が安心・安全に過ごすことができる環境の中で、質の高い保育を実現させる(後略)」を掲げ、安心・安全な環境づくりを最重点課題として取組んでいます。危機管理の責任者を園長とし、複数の安全対策リーダーを配置しリーダーが中心となり、ヒヤリハット事案の収集・周知・分析・改善を行っています。事案は様式化されたシステムに入力され、園長がチェックを記入する簡便な方法を採用しており、提出しやすい環境が整えられています。園児が使用する玩具は、園長・主任・安全対策リーダーが取扱方法を確認し、用途に適した年齢を一覧表にまとめて園内に掲示しています。また、散歩先ごとに安全マップを作成し職員間で共通認識を図る他、4・5歳児の散歩にはGPSセンサーを装着し、スマホで人数確認を行っています。午睡管理では、0~1歳児について午睡チェックセンサー・保育士(以下「保育者」)・防犯カメラによるトリプルチェックを実施しています。園舎の2~4階入口はオートロックドアを設置し、毎年開錠番号を変更することで不審者の侵入を防いでいます。火災・不審者・園児の行方不明等緊急時の対応は、保育者がポシェットに常時携帯し、万一に備えています。さらに、危機管理マニュアル、保育士マニュアル、安全管理マニュアル、不審者対応マニュアル等、多岐に亘るマニュアルを整備されています。各階には計20か所の防犯カメラを設置し、緊急連絡網の整備、安全点検やマニュアルの策定・共有を含む「安全計画」を策定する等、ハード・ソフト両面での管理体制を構築しています。保護者のアンケートでも「安全面での意識が高く、安心して子どもを預けられる」といった評価が多数寄せられており、園の安全対策は高く評価されています。 3.
ワーク・ライフ・バランスに考慮した働きやすい職場づくり
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園では、年間シフト固定制を採用しており、週や日によって勤務日や勤務時間が変わることがありません。そのため、職員は生活設計に見通しを持ち、安定した働き方が可能です。園長や主任が率先して保育現場に入り、さらにベテランのフリー職員がバックアップすることで、残業のない、休みやすい体制を整えています。職員の心身の健康維持や家庭・職務に関する悩みや相談には園長が対応し、加えて社長が労務管理の責任者として事務室に常駐しているため、安心して相談する環境があります。育児休暇からの復職に際しては、普通勤務・短時間勤務等職員の希望を尊重し、ワーク・ライフ・バランスに配慮しています。また、廊下やトイレ等の共有部分の清掃はシルバー人材センターに委託し、保育者が保育に専念できるよう配慮しています。法人は株式会社ですが、利潤追求よりも利益を職員に還元する方針を掲げ、給与や賞与等手厚い処遇を実現しています。福利厚生も充実しており、退職金や社会保険制度に加え、借上げ住宅制度や中小企業退職金共済制度への加入を行っています。さらに、職員会議や園内会議、朝礼等を活性化し、風通しの良い職場環境を築いています。こうした取組により、職員が安心して長く働ける、働きやすい職場づくりが進められています。 4.
保護者との信頼関係構築と協働的運営
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園の全体的な計画「子育て支援」には、「(前略)保育並びに子育て支援の有機的な連携が図られ、子どもの成長に気付き、子育ての喜びが感じられるよう子育て支援に努める」と明記されており、園と家庭の連携の中で子どもを育む方針が明確にされています。重要事項説明書では園の取組を紹介するだけでなく、子どもの養育に必要なことを保護者に明確に伝え、園と保護者の連携姿勢を示しています。巻末には「お子さまをお預けになる上でご理解いただきたいこと」をまとめ、保護者の理解を促しています。そこでは、「子どもの成長・発達に関する気づきを小さなことでも伝えること」「重要な情報は必ず毎朝事実を伝えること」「集団生活の中で他の子どもに望ましくない影響を与えないよう配慮すること」等が明記され、「子どもの最善の利益」を基本とした保育の前提として、園と保護者の信頼関係の構築が強調されています。保護者は送迎時に保護者と子どもの様子を情報交換し、アプリには資料室を設けて全体的な計画を掲載し、4月の保育懇談会では資料を用いて保育内容を説明しています。0~2歳児クラスはアプリの連絡帳で園と家庭の状況を共有し、3歳以上のクラスもアプリで活動内容を伝えています。さらに、毎週金曜日にはクラス活動の様子を動画で配信しています。園内では写真掲示や保育参観、保育士体験(保育参加)、運動会、誕生会、ダンス発表会等、子どもの成長を保護者と共有する機会を多数設けています。また、園だよりを通じて、家庭と連携した保育、食育、健康管理にも取組んでいます。 5.
人材育成に資する人事管理体制の整備
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園では、期待する職員像を運営規程の「職員の心得」や保育士マニュアルの「保育従事者の責務」に明記しています。人事基準については、職階層ごとに必要な資格や研修を定めたキャリアパスを作成しています。また、目標管理の仕組みとして「職員個人目標管理シート」を導入し、年間目標、振り返り、フィードバックを行っています。シートには上半期・下半期の目標、行動計画、振り返り、確認者によるフィードバック欄が設けられ、目標管理が実施されています。但し、このシートは全職員共通であり、職種や職責ごとの違いには対応していません。本来の人事管理システムは、職種・職位階層ごとに求められる職責・知識・能力・技術の水準や、研修・資格等の達成手段を明確にし、職員・上司・管理者(園長・法人)が年度当初・中間・年度末に評価を行い、その結果を職員のステップアップや人事考課(処遇)に活用するものです。現在の「職員像」「目標管理」「キャリアパス」をさらに精度高く整備し、各機能を連動させることで、職員に分かりやすい人事基準に基づく総合的な人事管理システムの導入が望まれます。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
「よい水準」でなかった項目(14件)をひらく項目をとじる
b・標準的経営の課題に取り組んでいる
原文: 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。(Ⅰ-2-(1)-②)
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的今年度の計画がある
原文: 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-②)
b・標準的職員の確保・定着の計画がある
原文: 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。(Ⅱ-2-(1)-①)
b・標準的人事の仕組み(評価・処遇)が整っている
原文: 総合的な人事管理が行われている。(Ⅱ-2-(1)-②)
b・標準的実習生を受け入れる体制がある
原文: 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。(Ⅱ-2-(4)-①)
b・標準的子どもと地域の交流がある
原文: 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。(Ⅱ-4-(1)-①)
b・標準的ボランティアを受け入れる体制がある
原文: ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。(Ⅱ-4-(1)-②)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的入園・変更時にわかりやすく説明している
原文: 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。(Ⅲ-1-(2)-②)
b・標準的転園時の引き継ぎに配慮している
原文: 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。(Ⅲ-1-(2)-③)
b・標準的苦情を解決する仕組みがある
原文: 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。(Ⅲ-1-(4)-①)
b・標準的相談しやすい環境がある
原文: 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。(Ⅲ-1-(4)-②)
b・標準的保育の記録を職員間で共有している
原文: 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。(Ⅲ-2-(3)-①)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。