- 評価した機関
- 株式会社 R-CORPORATION
- 評価結果の確定
- 2025/04/02
- 受審回数
- 2回
評価時点の記録です。現在の状況は園や公表元で確認できます。見出しを開くと、評価機関の説明文が読めます。
総評(評価機関の記述)
あゆのこ保育園の概要
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●あゆのこ保育園(以下、当園という。)は、社会福祉法人湘北福祉会(以下、法人という。)の運営です。法人は、学校法人ソニー学園湘北短期大学を母体として、平成16年に設立されました。湘北短期大学の長年にわたる保育者養成教育の基盤の上に、地域社会における児童福祉、子育て支援への貢献を目指して、平成17年4月に当園を開園しました。当園では、湘北短期大学の持つ高い専門性に支えられ、一人ひとりの子どもたちに限りない愛を注ぎ、しっかりと寄り添って丁寧に関わりながら、子どもたちの限りない可能性を引き出すような保育の実現を目指しています。また、地域の子育て支援の充実を目指し、厚木市として初めての事業である「病後児保育事業」、「地域子育て拠点事業」に取組んでいます。 ●当園は、小田急小田原線「本厚木駅」から徒歩15分の閑静な住宅地の中にあります。園周辺には田んぼ、河川、ぼうさいの丘公園、湘北短期大学の裏庭等があり、季節を通して様々な自然に触れられる等、環境に恵まれています。また、広い園庭や遊戯室(ホール)も有し、子どもたちは伸び伸びと運動遊びを楽しんでいます。園舎は鉄筋コンクリート造2階建てで、赤い屋根の時計台があるモダンな造りです。園舎内には「子育て支援室」、「一時預かり室」、「病後児保育室」、「相談室」等もあり、地域の子育て支援に貢献しています。 ●当園の定員は120名、0歳~5歳児までの保育を実施し、現在132名の園児が在園しています。室内は木材をふんだんに使った造りで、木の温もりが感じられ「家庭的な保育環境」をコンセプトにしています。各保育室は年齢に応じて分けて使用され、1階に0歳児~2歳児、2階に3歳児~5歳児クラスがあります。全職員は保育理念の基に、一人ひとりの子どもに寄り添い、子どもの思いに耳を傾け、子どもたちが一日を振り返って「楽しかった!」と思える保育を実践し、職員・子ども共に笑顔が溢れる保育園です。 1.
恵まれた環境からの学び
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当園の特徴の1つに恵まれた環境が挙げられます。園周辺には田んぼや畑が広がり、戸外活動で自然をたくさん感じられます。農道で見つけた草花、虫、土の塊等々に子どもたちは興味津々で、友だちとの会話が弾み協同して遊ぶ姿が見られます。また、広い園庭や屋上(プール設置)を有し、運動遊びが十分楽しめる環境です。調査日も早い時間帯から、幼児クラスは園庭で歓声を上げながら、元気一杯駆け回って遊んでいました。園庭に続く畑も魅力で、子どもたちが育てた野菜がたくさん育ち、食育に生かされています。園舎横には、乳児専用のテラス、砂場、固定遊具等が設置され、安心・安全な環境で遊べるよう環境設定されています。また、園舎内にも遊戯室(ホール)があり、雨の日でも体育遊具を使った運動遊びやリトミック、リズム遊びを楽しんでいます。調査日は園行事「みんなでありがとうの会」に向けて、舞台が設置され、幼児クラスからは子どもたちの歌声が聞こえました。恵まれた環境の中で、子どもたちはいろいろな体験を通して感動、想像、表現する姿が育まれ、自ら試行錯誤する中で挑戦する心「科学する心」につながっています。 2.
子どもの心に寄り添う保育
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当園の「育てたい子どもの姿」をモットーに、子どもを尊重した保育を行っています。全職員は、子どもに対する言動、対応、援助の仕方等を園内研修で学び合い共通認識を図っています。毎月の職員研修の中で年3回外部講師(秋田喜代美氏)を招喚し、事例検討から互いの学びや意識の向上につなげています。当園では「子どもの気持ちを叶える取組『保育園にもっていきたいな!』」として、家庭から子どもの好きな「おもちゃ」を1つ持ってくるユニークな取組を行っています。子どもの心の安定を図ると共に、「おもちゃ」を介して、自分の考えを大切にしながら、友だちとの良い関係を形成する能力が高まり、将来において大切な適応力を育むことにつながっています。また、視聴覚教材を効果的に使用し、分かりやすく楽しい保育につなげています。午睡前等の準備時間帯を活用し、子どもたちに質の高い教材(自然、動物等)を提供しています。さらに、3歳児からセカンドステップ(米国NPO開発プログラム)を幼児教育に導入し、「相互の理解」・「問題解決」・「怒りの扱い」について学び、社会適応力を高める取組を実践しています。今回の利用者(保護者)アンケートにも「子どもの気持ちに寄り添っている」、「一人ひとりに丁寧に対応」、「子どもを1番に考えている」、「温かく保育」、「毎日楽しく通園」等々の意見が多く寄せられ、保育への満足が窺えます。 3.
食育活動の推進
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食育を「年間食育計画」から各年齢の指導計画に位置付け、食事がより楽しめるよう取組んでいます。子どもが食に対する興味・関心が持てるよう、当園の畑で子どもたちは土に触れ、種まき、水やり、生長を感じ、収穫、調理して食するという実体験を積み重ねています。調査日にも畑には大根、白菜、ブロッコリー、人参、小松菜等が植えられ、中でも大根や白菜の大きさは圧巻でした。収穫量も多いことから、子どもたちが収穫した野菜を家庭に持ち帰り、家庭での様子を掲示(写真)しています。どの写真からも笑顔が溢れ、親子で楽しく調理している様子や美味しく食べている様子が伝わり、家庭での食育につながっています。5歳児クラスでは3色栄養群のカリキュラムを実践し、食べ物と体の関係について学んでいます。また、近隣の農家(保護者)の協力により、持ち込みの精米機で、子どもたちが育てた稲を精米する過程を見て玄米を食し、白米との違いを体験しています。さらに、食事を楽しむ工夫として、園庭ランチ、バイキング、屋上ランチ等、雰囲気を変えて友だちと一緒に楽しく食事をする取組も行っています。当園の給食業務は業者委託であることから連携を密に取り合い、子どもの成長に応じた食育活動が十分に楽しめるよう取組んでいます。 4.
中・長期ビジョンへの取組
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地域の福祉ニーズから、一時預かり事業、病後児保育事業、地域子育て支援拠点事業「ほっとれもんてぃ」等の地域子ども・子育て支援事業に尽力しています。中でも子育て支援室の利用者は多く、子どもの発達相談の他、親のメンタルに関する相談に保健師が対応しています。園見学も年間150組を超えます。当園は連携校(湘北短期大学保育学科)を持ち、特別講話に園長、主任が出向いたり、実習生を受入れる等、理論と実践を生かした先進的な取組を行っています。保育実習生が入職するケースも多く、人材確保も安定し、平均在職年数9.4年となっています。職員が気持ち良く、長く働けるよう処遇改善にも努めています。当園は開設から20年経過し、園舎、施設設備等への対応を段階的に実施しています。園長は、法人の理事を兼ねており、当園の現状を把握し、これからの展望を中・長期計画「令和7年度~令和11年度」として策定しています。計画書には、保育理念、方針を踏まえた保育ビジョン、法人の運営・保育園の経営、災害対策、地域貢献等々が詳細に盛り込まれています。今後の中・長期ビジョンに向けた具体的な計画・実施への取組が期待されます。
項目別評価の結果
全国共通の評価基準にもとづき、評価機関が45項目を3段階で確認した結果の転記です。
a=よい水準 b=標準的 c=改善にむけた取組が期待される
全45項目よい水準(a) 41/45項目
福祉サービスの基本方針と組織よい水準(a) 8/9項目
組織の運営管理よい水準(a) 16/18項目
適切な福祉サービスの実施よい水準(a) 17/18項目
「よい水準」でなかった項目(4件)をひらく項目をとじる
b・標準的数年先を見すえた計画がある
原文: 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。(Ⅰ-3-(1)-①)
b・標準的職員一人ひとりを育てている
原文: 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。(Ⅱ-2-(3)-①)
b・標準的地域に貢献する活動をしている
原文: 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。(Ⅱ-4-(3)-②)
b・標準的保育の手順が文書になっている
原文: 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。(Ⅲ-2-(1)-①)
b(標準的)・c(改善に期待)は「劣っている」の断定ではなく、評価時点でさらなる取組が期待された項目です。その後改善されている場合があります。
出典・原文を確認する
引用: 株式会社 R-CORPORATION による第三者評価の結果より。出典: かながわ福祉サービス第三者評価推進機構(神奈川県社会福祉協議会) ↗。